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華字メディアの星島環球網は7日、「中国にはレアアースの他にも切り札がある」と米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたことを伝えた。
華字メディアの星島環球網は7日、中国が世界のレアアース分野で主導的地位を占める中、「中国にはレアアースの他にも切り札がある」と米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたことを伝えた。
この報道で挙げられたのはリチウムイオン電池、成熟プロセスによる半導体、そして医薬品原料だ。
報道は米中両国が先ごろ関税とレアアース規制を巡る「休戦協定」に至ったものの中国の手の中にあるカードはレアアースにとどまらないとし、中国が圧倒的優位に立つこれらの分野も今後の貿易交渉で切り札になり得るとの見方を示した。
そして、一つ目のリチウムイオン電池については「世界ランキングの1位、2位の電池メーカーはいずれも中国企業だ」と述べ、寧徳時代新能源科技(CATL)と比亜迪(BYD)の2社を挙げた。また、「電池生産が他の地域で行われるとしても、重要材料は中国に大きく依存している」と指摘した。
二つ目の成熟プロセスによる半導体については「中国の生産能力は世界のほぼ3分の1を占めている」とし、「先端半導体に比べ製造難度は低いものの、自動車、消費者向け電子製品、国防などの分野で極めて重要な役割を果たす」と説明。「中国は半導体や太陽光発電製品の製造に必要なガリウム、ゲルマニウムなどの重要鉱物も掌握している」とも付け加えた。
三つ目の医薬品原料では「中国は有効成分(API)およびその前駆化学品の供給で主導的地位を占めている」と述べ、例として米国が輸入するアセトアミノフェンやイブプロフェンの多くが中国製であることを伝えた。(翻訳・編集/野谷)
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