チャオ・リーイン（趙麗穎）が主演の中国ドラマ「造城者」が国営テレビ局による2026年度の作品リストに登場。12月末のオンエアが見込まれている。

国営の中国中央テレビ（CCTV）のドラマチャンネルが公開した新作リストに登場した「造城者」は、チャオ・リーインとホアン・シャオミン（黄暁明）が主演。1980年代の中国・浙江省龍港市の農民による都市建設をモデルに、大学を卒業した李秋平（チャオ・リーイン）と村幹部の鄭徳成（ホアン・シャオミン）が農民を率いて、荒れ果てた干潟に近代都市を築き上げる改革の軌跡を描く。

CCTVの2026年度リストに登場したことで、12月末にも騰訊視頻（テンセントビデオ）と同時に放送・配信をスタートすると予想されている。今年、チャオ・リーインと並んで「85後（1985～89年生まれ）女優」の代表格となるヤン・ミー（楊冪）が、第二次世界大戦を挟み山東省の農村でたくましく生きるヒロインを演じたドラマ「生万物」が高視聴率をマーク。CCTVの今年の視聴率女王となったが、チャオ・リーインが「生万物」の数字を抜くことができるのか、ライバル対決という一面でも期待を集めている。

なお、「造城者」は5月に51歳の若さで病死した人気女優チュー・ユエンユエン（朱媛媛）の遺作となる作品。チュー・ユエンユエンは5月1日、中国のSNS・微博（ウェイボー）で「造城者」のクランクアップを報告したが、同17日に他界した。このドラマにはチュー・ユエンユエンの最後の姿をしっかりと見届けたいというファンの熱い思いも寄せられている。（Mathilda）