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中国で「史上最もしょぼい動物園」とも呼ばれた貴州省の凱里動物園が、十数秒のショート動画がきっかけで人気が沸騰し、客も寄付も殺到している。
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中国メディアの極目新聞によると、中国で「史上最もしょぼい動物園」とも呼ばれた貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州凱里市の凱里動物園が、10月1日の国慶節(建国記念日)後に十数秒のショート動画がきっかけで人気が沸騰し、客も寄付も殺到している。
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園内ではアムールトラやベンガルトラ、ハゲワシ、ヒョウなど20種類余りの国家保護動物を飼育している。


70歳の園長の馮(フォン)さんは、2016年の定年退職後に凱里動物園で働き始め、現在に至る。以前は山の麓に遊園地があったため、動物園は遊園地の来園者のおかげで存続することができた。だが昨年11月に遊園地が閉鎖され、山の麓に学校が建設されたことで人の流れがなくなり、道路も寸断され、動物園は孤島化した。5人いた職員も経費削減のため3人となり、馮さんは自身の退職年金まで充当してなんとか維持してきたという。

十数秒のショート動画がきっかけで人気が沸騰し、週末には来園者が1000人を超えるようになり、多くの寄付も寄せられた。馮さんによると「今では動物をより丈夫に飼育できるようになった」そうで、「もう寄付していただかなくても大丈夫」だという。(翻訳・編集/柳川)


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