中国、2030年までに有人月面着陸を実現へ―香港メディア

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30日、香港メディア・香港01は、中国で2030年の有人月面着陸に向けた作業が順調に進んでいることを報じた。

2025年10月30日、香港メディア・香港01は、中国で2030年の有人月面着陸に向けた作業が順調に進んでいることを報じた。

記事は、甘粛省の酒泉衛星打ち上げセンターで30日に有人宇宙船「神舟21号」に関する記者会見が行われ、プロジェクトの広報担当者が「2030年までに中国人が月面に着陸するという目標は揺るがない」と語ったことを紹介した。

広報担当者によると、中国の有人月面着陸計画は、現在、開発・建設作業が全般的に順調に進んでおり、輸送ロケット「長征10号」や有人宇宙船「夢舟」、着陸機「攬月」といった主要機器が初歩的な試作段階の作業を終えたほか、発射場や管制通信、着陸場などの地上システムの整備ペースも上がっているという。

また、今年に入って「長征10号」2段目動力システムの試運転や、「夢舟」のゼロ高度緊急脱出試験、「攬月」の離着陸を総合的に検証する試験が無事に完了したことが発表された。

さらに、来年の重要ミッション計画として、宇宙ステーションの運用を支える貨物宇宙船「天舟10号」に関するミッション、宇宙飛行士の交代を目的とした神舟22号と神舟23号関連ミッションに加えて、将来的な有人月探査のために使用される「夢舟」の本格的なミッションなどが示された。

記事は、広報担当者がプロジェクトについて多くの新技術の検証や、膨大な作業量、タイトなスケジュールなど、リスクと課題に直面しているとの認識を示す一方で、精神の発揚とさらなる団結により「2030年の有人月面着陸」という目標を確実に達成する意志を示したことを伝えている。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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