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台湾メディアのTVBS新聞網は28日、日本で働く台湾人が爆発的に増加していると報じた。写真は東京。
台湾メディアのTVBS新聞網は28日、日本で働く台湾人が爆発的に増加していると報じた。その強みとなっているのが、高い日本語能力と積極性だ。
記事はまず、台湾人はこれら強みを背景に日本企業に最も人気の外国人材になっていると説明し、日本で働く人はこの10年で5.5倍に増加したと言及。人手不足に直面する中、日本政府は複数の措置を打ち出して外国人材の受け入れを進めているとも記し、実際に日本で働いている台湾人の声を取り上げた。
東京で暮らして8年になるNinaさんは日本の旅行メディアで編集兼マーケティングの仕事をしている。日本語学部出身のため、日本語は極めて流ちょうだ。これまで海外で生活したことはなく、幼い頃から日本のものが好きで日本の生活がどんなものか知りたかったため、ワーキング・ホリデー制度を活用して日本での生活を始めたという。
一方、日本で6年働いている楊さんは伝統産業の現場で海外業務を担当している。楊さんが日本の職場における台湾人の強みとして強調したのがコミュニケーションに見られる台湾人の積極性だ。また、台湾人の考え方が比較的柔軟なことも強みとして挙げた。楊さんは今後も日本で働き続け、将来的に永住権を取得することを希望している。
大手人材会社の募集担当者は台湾の人材に対する日本企業の需要の高まりについて「少子高齢化で日本の労働人口は減り続けている」と話し、人手不足に直面している企業は全国で63%に達すると説明。この他、日本の大学新卒者の平均初任給は台湾の大学新卒者より3~5割高いとのデータにも触れた。
また、国際人材プラットフォームの担当者は7月に日本企業15社と協力し、これら15社が台湾を直接訪れて採用活動を行ったことを紹介した。
ただ、日本で働く台湾人は仕事や生活に文化的な難しさも感じているといい、記事は「あまりにもストレートな物言いや行動は避けないといけない。日本人の友人をつくるのも大変」「日本人は型破りなことを好まない」などの声を伝えた。
記事はまた、注目に値するとして「韓国も合わせると、日韓で働く台湾人は過去1年で68%も増えた」と言及。「このことは深刻な人手不足に直面する台湾により効果的な人材流出の食い止めという課題を突きつける」との考えを示した。(翻訳・編集/野谷)
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