ニューヨークで医師にエボラ陽性反応、現地で不安と怒りの声「隔離されるべきだった」「なぜ地下鉄に?」―米国

Record China    2014年10月25日(土) 1時55分

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24日、米ニューヨークで西アフリカ・ギニアから帰国した男性医師からエボラ出血熱の陽性反応が確認されたことが分かり、米国では不安と怒りの声が高まっている。写真はニューヨーク・マンハッタン。

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2014年10月24日、米ニューヨークで西アフリカ・ギニアから帰国した男性医師からエボラ出血熱の陽性反応が確認されたことが分かり、米国では不安と怒りの声が高まっている。

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陽性反応が出たのはニューヨーク在住のクレイグ・スペンサー氏。国境なき医師団に所属し、ギニアでエボラ熱患者の治療活動に従事した後、17日にニューヨークに到着した。帰国後はマンハッタンにある自宅からブルックリンのボウリング場に出かけるなどして、地下鉄やタクシーも利用したという。スペンサー氏は23日、体調不良を訴え、病院のエボラ出血熱の検査で陽性反応が出た。国内で4人目の感染者のニュースは、米国内で大きく報じられ、国民からは不安や怒りの声が高まっている。

「またしてもCDC(米疾病対策センター)がしくじったね。米国にウイルスが持ち込まれることは避けられない。だが、過酷な環境のなかでエボラ熱患者の治療を行った医師が地下鉄に乗ることは避けられた。この病気に対してあまりに傲慢すぎる態度だ。パニックになっているのではない。常識が欠けていることに対して憤っている」

「アフリカでエボラ熱の医療活動を行っていた関係者は、21日間は隔離されるべきだ。アフリカへの渡航禁止ができないのなら、少なくともエボラ熱の患者と直接接触した人たちを隔離するという、しかるべき措置をとるべきだ」

「エボラ熱と戦っている医療関係者のことは称賛するが、なぜ潜伏期間の21日間は感染の疑いのある人たちを隔離しないのかわからない。それが常識的な対応じゃないかと思う」

「アフリカで素晴らしい人道的な活動を行ったが、その後の行動は責められてしかるべきだ」

「この医師はものすごく思い上がっていたと思う。エボラ熱患者と接触してきたのに、帰国後すぐに大勢の人がいるところへ出かけていたなんて。そんなことはするべきではないことはわかっていたはずなのに」

「本当に医師だったのか?帰国後に地下鉄に乗ってボウリング場に行ったって?どうなっているんだ?」

「エボラに関して、みんなもっと冷静になるべきだ。私たちはこの医師の治療に当たっている医師や看護師たちのことも支えなければいけない」

「米国人は今、深刻なパニック発作にかかっている。エボラ熱に関するヒステリー状態が感染していて、その感染力はエボラ熱のウイルスよりも速く広がっている」

「地下鉄で感染することはないだって?その前は、米国にはエボラ熱は入って来ないという話じゃなかったか?誰を信じたらいいんだ。自分で自分を守るしかない」(翻訳・編集/Yasuda)

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