男性が浅いプールで飛び込み頸椎骨折、うつぶせのまま16分間誰も助けず死亡―中国

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中国・浙江省寧波市の運動施設のプールで飛び込んだ男性が頸椎(けいつい)を骨折して死亡する事故があった。写真は博睿体育館。

中国・浙江省寧波市の運動施設のプールで飛び込んだ男性が頸椎(けいつい)を骨折して死亡する事故があった。中国メディアの瀟湘晨報が25日に報じた。

記事によると、今月18日午後6時34分ごろ、浙江省寧波市の博睿体育館で、男性(37)が水深1.1メートルほどの浅いプールに頭から飛び込みプールの底に激突した。

現場の監視カメラの映像には、男性の体が水面に浮かんできたものの硬直し、上体を起こせずにうつ伏せのまま水に顔をつけている様子が映っていた。近くにいた男性の娘(7)が呼び掛けるようなそぶりを見せたが、反応はなかった。

男性の親族が明かしたところによると、男性は飛び込んだ際に頸椎を骨折した。異変を感じた娘が家まで走って母親を呼びに行ったが、その間にスタッフが気付いて病院に搬送した。男性は救命措置などを受けたが、5日後に死亡した。

男性は事故から16分間に渡り救助されなかったとのことで、親族の1人は「体育館の対応は不誠実で無責任。検死を行い、体育館を訴える準備をしている」と語った。

一方、体育館のスタッフは「当時、監視員や他の利用客が近くにいた。男性に声を掛けたが反応はなく、みんな『遊んでいるのだろう』と思っていた。男性は(バタバタと)溺れていたわけではなく、水中で(顔は水につけた状態で)立っていた」と説明した。

また、「男性の死因は頸椎の損傷によるものと聞いている。現場の水深はわずか1.1メートルで、飛び込みは非常に危険。館内には注意表示もあった」とし、「自分たちに主たる責任があるわけではないが、逃げるつもりはなく、一定の補償は行う」としている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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