水利部は10月22日、2022年に開始した母なる川の生態改善を目指す再生行動において、今年9月末までに88の母なる川（湖）の再生目標任務を全面的に達成したと発表しました。

水利部は2022年以来、川の断流や湖の縮小など際立った問題に焦点を当て、節水の強化、水資源の最適化、生態修復の実施、川と湖の管理と保護の厳格化などの措置を通じて、川と湖の生態環境の持続的な改善に取り組んできました。88の母なる川（湖）のうち、79の川の流れがすべて回復し、湖9カ所の生態水位は効果的に維持されています。黄河は26年間連続して断流が起きず、中国第2の内陸河川である黒河下流の内蒙古自治区エジン旗北部に位置する内陸湖・東居延海は、21年間連続で水位を維持し、干上がらない状態を維持しました。100年もの長期にわたり断流していた北京と杭州を結ぶ京杭大運河は、4年連続で水流が維持されています。特に27年間も断流していた中国東北部を流れる遼河最大の支流・西遼河の本流は、今年の春と夏、2回にわたり全流域で水が流れました。また華北地域の最大水系・海河の流域は「川があっても水はなく、水があっても汚れている」と言われたかつての状況は根本的に改善されました。

水利部は、今後も全国のより広い範囲で母なる川の再生行動を展開し、ますます多くの川に生命を回復させ、流域を再生していくと強調しました。（提供/CRI）