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アジア最大の大型自航式ポンプ浚渫船「天鯤号」が10月17日、54日間をかけて、1万274海里の航行を経て、ガーナのテマ港浚渫工事に正式投入された。
アジア最大の大型自航式ポンプ浚渫船「天鯤号」が10月17日、54日間をかけて、1万274海里(約1万9026キロメートル)の航行を経て、ガーナのテマ港浚渫工事に正式投入された。科技日報が伝えた。
「天鯤号」は中国が独自に設計・建造した、現在アジア最大かつ最先端、さらに世界でも最も高い自動化レベルを誇る大型自航式ポンプ浚渫船だ。今回の航行では、広州から出航し、太平洋、インド洋、大西洋を次々と横断し、モンスーンやうねり、海流といった厳しい海況の影響を克服し、就航以来最も長距離かつ難易度の高い自航任務を完遂した。これにより、「天鯤号」のグローバルな航行能力が実証された。
テマ港はガーナ最大の港であり、西アフリカ地域における最も重要な貨物の集積地およびハブ港だ。今回の主な工事内容は、テマ港の港湾施設の浚渫だ。土質は粘土および強風化岩が中心。施工面積は約70万平方メートル、総浚渫量は約280万立方メートルに達する。
「天鯤号」の総出力は2万5843キロワット(kW)、設計時間当たり浚渫量は6000立方メートル、最大掘削深度は35メートル。カッターヘッドの出力は6600kWで、片側圧縮強度50メガパスカル(Mpa)までの岩石を掘削できる。さらに、泥水ポンプの輸送出力は1万7000kW、長距離輸送能力は1万5000メートルに達し、世界最高水準となっている。
施工過程において、複雑な地質条件、高い環境基準、通航と施工の両立といった多くの難題を克服しながら、「硬岩掘削・超長距離輸送・環境配慮型作業・スマート施工」という確かな実力を再び示すことになる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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