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中国経済は年初来、外部からの圧力の高まりと内部の多くの困難に直面しながらも得難い成績を収めてきた。
中国経済は年初来、外部からの圧力の高まりと内部の多くの困難に直面しながらも得難い成績を収めてきた。速報値によると、第1〜3四半期(1〜9月)の国内総生産(GDP)は前年同期比5.2%増えた。このずっしりとした数字には中国経済のどのような特質が秘められているのだろうか。
まず、安定局面がより堅固になった。横軸で見ると、中国の経済成長率は依然として世界の主要経済国・経済圏の中で上位だ。数日前には、国際通貨基金(IMF)が世界経済の成長率について、2024年の3.3%から25年は3.2%に減速するとの見通しを発表した。それに対し、中国は第3四半期(7〜9月)のGDPだけで世界第3の経済大国であるドイツの24年通年のGDPを上回り、世界経済成長における最も安定し最も信頼できる動力源だ。縦軸で見ると、中国の第1〜3四半期のGDPの前年同期比成長率は、前年通年を0.2ポイント上回り、前年同期を0.4ポイント上回った。経済運営は安定しつつ前進する傾向を保っている。
中国は年初来、地域の状況に応じて新たな質の生産力を発展させてきた。第1〜3四半期の装備製造業の付加価値額は一定規模以上の工業企業全体の付加価値額を3.5ポイント上回り、ハイテク製造業の付加価値額は一定規模以上の工業企業全体の付加価値額を3.4ポイント上回った。世界知的所有権機関(WIPO)の最新の報告書によると、中国のイノベーション指数は今年、初めて世界トップ10入りを果たした。多くの大規模言語モデルの出現から、無人運転の日常化の加速に至るまで、イノベーションチェーンと産業チェーンの深い融合は、中国経済に新たなエネルギーを注入するとともにグローバルなイノベーションを加速させている。
さらに得難いのは、中国経済が靱性(じんせい)に満ちていることだ。年初来、保護主義が勢いを増し、地政学的紛争と貿易摩擦などの問題が頻発する中、中国の第1〜3四半期の物品貿易総額は前年同期比4%増で、8四半期連続で前年同期比プラスを達成し、試練に耐えた。中国は、輸出商品の新規化・上質化が続いているだけでなく、貿易の対象エリアも拡大し続けている。中国は今年1〜7月、166カ国・地域にとってトップ3の貿易パートナーであり、前年同期より14増えた。米ブルームバーグによると、中国の9月の輸出額は6カ月間で最大の伸びを記録して強じんさを示した。
中国経済の安定した発展は、供給、需要、人材などの多様な優位性の相乗効果の結果であるとともに政策支援とも切り離せない。中国は年初来、より積極的で有為なマクロ政策を実施してきた。大規模な設備更新と消費財の買い替えを促進する「両新」政策と国家重大戦略の実施と重点分野の安全能力建設を進める「両重」政策の範囲拡大から、全国統一大市場建設の推進に至るまで、人、物、資金の流れが加速している。特にマクロコントロールへの支援強化やサービス消費の拡大に向けた措置の導入、関連プロジェクトの配置の強化など、政策の相乗効果が生まれている。これらは皆、中国経済の健全な発展の堅実な支えとなっている。
これらの数字は、短期的な成績だけでなく、長期的な勢いも反映している。今年は第14次五カ年計画の締めくくりの年であるとともに第15次五カ年計画を策定・配置する年でもある。注目される中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議が20日に北京で開幕し、次の5年間の発展に向けたトップレベルデザインと戦略計画を行う。
中国経済は常に難関を攻略し困難を克服する中で発展・強大化してきた。外部環境は複雑化・変化し、経済発展は多くの圧力に直面しているが、中国経済の安定局面や強じんな特性は変わらず、経済の安定した運営を保つ有利な条件が増えつつある。中国は、自分のやるべき事を着実にやり遂げ、質の高い発展の確実性をもって世界に新たな好機を提供する。(提供/CRI)
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