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15日、台湾メディア・中時新聞網は、台湾の高速鉄道で「親子車両」の設置が難しい理由について、高速鉄道運営会社トップが説明したことを報じた。
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2025年10月15日、台湾メディア・中時新聞網は、台湾の高速鉄道で「親子車両」の設置が難しい理由について、高速鉄道運営会社トップが説明したことを報じた。
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記事は、台湾高速鉄道で先日「静かな車両」ルールが導入されて話題となる中、親子専用車両を設けるべきかについて関心が高まっていると紹介した。
その上で、台湾高速鉄路公司の史哲(シー・ジャー)董事長が15日に出演したインターネット番組の中で、3つの点から「導入が難しい」との見解を示したことを伝えている。
史董事長はまず、海外で親子車両を設けている鉄道の多くは長距離列車であり、子どもが長時間の移動に退屈しやすいという事情があるのに対し、台湾高速鉄道では平均乗車時間が1時間以内に留まるため、子どもが退屈するほどの長距離移動にならないとした。
次に、親子車両の設定が「ラベリング(区分化)」につながるとの懸念が社会の一部にあり、賛否が分かれていることを挙げたほか、「親子専用車両」と銘打つことへの抵抗感もあると説明した。
さらに「今は輸送需要の増加に対応するだけで精一杯で、さらに新しいサービスまでは手が回らない」と述べ、現実的な運営面の制約についても言及。特にこの2年間は新車両の投入準備などが重なり、設備拡充に回せる資源が限られていることを明かした。
記事は、史董事長が「親子が快適に過ごせる環境づくりは重要だが、それを実現する方法は一つではない。静かな車両の理念と親子への配慮は共存できる」とし、運営側だけでなく利用者側の理解と協力も欠かせないとの認識を示したことを伝えている。(編集・翻訳/川尻)
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