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中国国営の央視網のSNSアカウントは15日、中国各地で走行中のシェアサイクルに自動でロックが掛かり、利用者が転倒して負傷する事故が相次いでいることを伝えた。資料写真。
中国国営の中央テレビ(CCTV)のウェブサイト・央視網のSNSアカウントは15日、中国各地で走行中のシェアサイクルに自動でロックが掛かり、利用者が転倒して負傷する事故が相次いでいることを伝えた。
同アカウントは「シェアサイクルは今や一般的な交通手段になっている」と前置きした上で、中国各地で走行中にシェアサイクルが突然自動でロックされ、転倒して負傷したという報告が相次いでいると説明。ある事例では、負傷した女性に50万元(約1050万円)の賠償金が支払われたと伝えた。
その上で、あるシェアサイクルのプラットフォームが取材に対し、「調査したが、技術的欠陥による自動ロックの事例は確認されなかった」とし、事故原因について「(利用者が)ロック画面を閉じていなかった(誤って触れた)」「(利用者が)誤って『返却』操作をした」「利用者がQRコードをスキャンせずにロックのかかっていないシェアサイクルに乗り、前の利用者がロックした」といった可能性が考えられると回答したことを紹介した。
しかし同アカウントによると、記者の取材で別の問題が関係している可能性が浮上した。一部のプラットフォームが市場獲得を狙って特定地域に違法に大量の車両を投入していることが確認されたといい、それによって「一つのQRコードで複数の車両が反応する」という事態が起きている。これが原因で、「遠隔ロック」が作動している疑いがあるという。
中国のネットユーザーからは「走行中にロックとか、危険すぎるだろ」「一つのQRコードで複数の車両が反応って…(呆)」「原因を徹底究明すべき」「哈啰単車(プラットフォーム)は走行中でもロックが掛かる仕様になっている」「美団単車(プラットフォーム)はしっかり止まらないとロックはかからないよ」「やっぱり他人が利用中のシェアサイクルを盗むやつが多いんだと思う」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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