スウェーデンEVブランド「ポールスター」、中国最後の直営店を閉鎖

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スウェーデンEVブランド「ポールスター」は中国最後の直営店を閉鎖しました。

スウェーデンの高級電気自動車(EV)ブランド「ポールスター」が10月13日、上海・前灘L+Plazaの直営店を閉鎖しました。これは中国で最後に残っていた直営店です。現在、ポールスターは中国国内でオンライン販売を採用しています。

直営店閉鎖について、ポールスターは「多様化し急速に変化する中国市場に対応するため、事業モデルを戦略的に調整している」と説明しています。販売店舗は一時的に閉鎖しますが、既存ユーザーの権益には影響がないとしています。

同社はスウェーデンの高級車ブランドで、2015年に中国の浙江吉利控股集団傘下のボルボ・カーに買収されました。2017年に中国市場に参入し、2019年に四川省成都に生産拠点を、北京に初のショールームを開設しました。これまでに「ポールスター1」「ポールスター2」「ポールスター3」「ポールスター4」の4モデルを投入しています。

しかし、「ポールスター1」は145万元(約3080万円)という高価格で登場しましたが、「ポールスター2」は約25万元(約530万円)で発売され、ポールスター3では価格が再び100万元(約2120万円)台に上がるなど、ブランドの位置付けが曖昧になっていました。

販売も苦戦が続きました。ポールスター中国の販売台数は2021年に2048台、2023年には1100台まで減少し、2024年も1864台にとどまりました。2025年に入ってからも失速が続き、今年1〜9月の販売は126台にとどまっています。

巻き返しを図るため、2023年には同じく吉利傘下の星紀魅族と合弁会社を設立しました。しかし期待された成果は得られず、2025年4月に合弁関係を解消しました。また、6年間で6人の中国事業トップが交代するなど、混乱が続いています。

世界的にも厳しい状況です。2023年のグローバル販売は5万4600台と目標を下回り、2024年は4万4900台に減少しました。2025年上半期の販売台数は前年同期比約51%増の3万台に達したものの、第1四半期(1〜3月)は約2億ドル(約300億円)の赤字となっています。(提供/CRI

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