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2007年7月9日夜、連雲港市にある中国最大の原子力発電所、田湾原発は重大な危機に直面していた。発電所の取水口を巨大な浮遊物が塞いでいたため、必死の除去作業が始まった。
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2007年7月9日夜、江蘇省連雲港市田湾原子力発電所給水口近くの海面に巨大な浮遊物が出現した。
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このまま放置すると、原子力発電の正常運転は不可能となり大事故にもつながる。直ちに連雲港市中国人民武装警察隊分隊から300余人が出動し徹夜で除去作業に従事した。
浮遊物は麦わらなどが主で、武装警察官らは人海戦術でこれらを取り去り、翌朝までに50トン以上の浮遊物をすべて除去した。かれらの献身的な行動により田湾原子力発電所の安全は守られたのである。(翻訳・編集/本郷智子)
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