中国の出版社が視覚障害者向け触図付き点字図書を発刊、故宮博物院所蔵文化財を再現

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中国の出版社は「触って分かる故宮宝物」「触って分かる『清明上河図』」と点字版「バリアフリー中国地図」「バリアフリー世界地図」の触図付き視覚障害者向け点字図書を刊行、発表しました。

中国の出版社は北京で10月13日、「触って分かる故宮宝物」「触って分かる『清明上河図』」と点字版「バリアフリー中国地図」「バリアフリー世界地図」の触図付き視覚障害者向け点字図書を刊行、発表しました。

「触って分かる故宮宝物」は、故宮にある数多くの所蔵品から玉の工芸品、陶磁器、漆器、服装、書画作品など10種類30点を選び、細部まで精緻に再現されたレリーフのデザインを採用しています。漆器のうわぐすりの質感も、書画作品の筆遣いも、視覚障害者の読者に深い印象を与えることができます。タッチ機能に加え、文化財の数々には点字と音声による解説が付き、資料の全体像を包括的に理解することを助けます。

点字版「バリアフリー中国地図」と「バリアフリー世界地図」は星球地図出版社と中国点字出版社が共同出版したもので、中国で初めて3D樹脂コーティング技術を導入し制作されたものです。地図は厚めで耐摩耗性の高い特殊紙を使い、防水・防潮性を備え、点字表記と地理的な要素が正確に対応しています。中国地図は34の省や重要な地理的ランドマークをカバーしています。一方、世界地図では異なるレリーフのテクスチャーで、アジア、アフリカ、欧州、北米、南米、オセアニア、南極大陸、太平洋、大西洋、インド洋、北極海を表現しています。点字地図は視覚障害者向けナビゲーションと自身の空間認知に重要な役割を果たします。今回の点字地図は、視覚障害者の地理知識学習や空間認知能力向上の障壁をさらに取り除いたとみられています。(提供/CRI

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