湖南省博物館が新たに子弾庫の戦国帛書を収蔵―中国

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湖南省博物館が新たに子弾庫の戦国帛書を収蔵しました。

79年間も海外に流失していた長沙子弾庫から出土した戦国帛書(絹布に書かれた書)の第2巻『五行令』と第3巻の『攻守占』が10月13日、中国中部にある湖南省博物館に正式に収蔵されました。

子弾庫戦国帛書は長沙の子弾庫にある楚(?〜紀元前223年)の時代の墓で1942年に出土した、中国でこれまでに発見された中で歴史が最も古い、初の典籍といえる帛書です。この帛書は全3巻に分かれており、秦による紀元前221年の統一王朝の成立以前の天文暦法、軍事占術などの内容を体系的に記録しており、天文学、軍事学、文字学、文献学と思想史の研究に欠かせない貴重な実物資料です。

子弾庫戦国帛書第2巻と第3巻の収蔵により、湖南省博物館はこれまでに収蔵していた中国国内唯一の子弾庫戦国帛書の断片およびその他の大量の楚の文化財と合わせて、より系統的な楚文化の研究、解釈、展示の体系が整うことになりました。

これまで湖南省博物館に収蔵されていた子弾庫戦国帛書の断片は、長さが4.6センチ、幅が2.7センチで、墨で書かれた17文字が残存しており、うち14文字は判読が可能です。子弾庫戦国帛書第2巻と第3巻が回収される前には、この断片が子弾庫戦国帛書が中国国内に残された唯一の断片でした。研究者はこの断片と今回収蔵された子弾庫戦国帛書を照合し、すでに収蔵されていた断片も子弾庫戦国帛書第2巻の『五行令』に属するものと認定しました。(提供/CRI

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