ノーベル経済学賞の受賞者が「米中両国に学べ」と呼び掛け―独メディア

Record China    
facebook X mail url copy

拡大

13日、独ドイチェ・ヴェレは、今年のノーベル経済学賞受賞者が「欧州は米国と中国に学べ」と呼び掛けたことを報じた。写真は上海。

2025年10月13日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、今年のノーベル経済学賞受賞者が「欧州は米国と中国に学べ」と呼び掛けたことを報じた。

記事は、今年のノーベル経済学賞がジョエル・モキイア氏、フィリップ・アギヨン氏、ピーター・ホーウィット氏の3人に授与されたと紹介。モキイア氏は米国ノースウェスタン大学の教授で、技術進歩を通じて持続的成長を実現するための必要条件を歴史的観察により明らかにしたことが評価されたと伝えた。

また、仏コレージュ・ド・フランス、欧州経営大学院、ロンドン政治経済学院の教授を務めるアギヨン氏と米ブラウン大学の経済学教授であるホーウィット氏は「シュンペーター式成長パラダイム」と呼ばれる創造的破壊の理論を発展させた持続的成長のモデルを開発した功績が認められたと解説。賞金1100万スウェーデン・クローナ(約1億8000万円)は半分をモキイア氏に、その半分をアギヨン氏とホーウィット氏に分配されるとした。

その上で、受賞者の一人であるアギヨン氏が受賞について「全く予想していなかった」と感想を述べるとともに、米国と中国が競争政策と産業政策を調和させる方法を見出しており、欧州は両国の姿勢を見習って競争政策を名目に産業政策に強く反対している現状を見直す必要があると呼び掛けたことを紹介した。

記事によるとアギヨン氏は、欧州は特に優れた研究成果を持つ防衛や気候変動、人工知能、生物技術などの分野における産業政策の調整が不可欠との見解を示したという。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら


   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携