台湾の人気ミュージシャンのジェイ・チョウ（周杰倫）によるコンサートツアー「嘉年華世界巡迴演唱会（カーニバル・ワールドツアー）」が上海公演でフィナーレを迎え、新記録を樹立した。

ジェイ・チョウのワールドツアー「嘉年華」は2019年10月17日に上海でスタート。20年～22年は新型コロナの影響を受けたものの、23年に本格的に再開し、中華圏をはじめ東南アジア、ヨーロッパ、日本などで計110公演を開催した。ツアー最終公演は上海体育場で9日にスタートし、11日にフィナーレを迎えた。

上海での最後の3日間は、1日当たり約6万1400人、3日間で約18万4000人を動員。上海体育場で行われた音楽コンサートでは、1日および全期間の動員数で歴代最多の新記録を樹立した。最終日のステージでは約40曲を歌い上げたほか、約6万人の観客の熱烈なアンコールで再び登場し、「周大俠」と「等你下課」の2曲を披露した。

今年でちょうどデビュー25年目だが、所属する音楽事務所の杰威爾音楽（JVR）によると、現在はニューアルバムの制作中で、来年には新たなコンサートツアーの発表を予定している。（Mathilda）