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陝西省考古研究院は10月11日、中国北西部陝西省西安市にある唐代のものとされる家族墓地に対する考古学的調査の結果を発表しました。
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陝西省考古研究院は10月11日、中国北西部陝西省西安市にある唐代(618年〜907年)のものとされる家族墓地に対する考古学的調査の結果を発表しました。それによると、墓から出土した墓誌を整理した結果、考古学者は墓の主人が唐の著名な宰相である張九齢(生没年:673〜740)の夫人であることを確認しました。
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張九齢は「海上生明月(海上 明月生じ)、天涯共此時(天涯 此の時を共にす)」などの有名な詩を残しました。夫人の董韶容は死後、夫の張九齢家の墓ではなく、実家の先祖代々の墓に埋葬されており、これは珍しいことです。董氏の墓からは金銀平脱鏡(唐代に流行した工芸品)や臙脂盒(えんしごう:化粧道具の一種で、主に口紅や頬紅などの赤い化粧品を入れるための小さな容器)など、精巧な副葬品が出土しました。
出土した金銀平脱鏡は直径15.4センチ、厚さ0.46センチの円形の鏡です。鏡面の中央に、手に持つためのひもを通す円形の鈕(ちゅう)が設けられています。鏡の背面には布を貼った上に漆の塗装が施されています。鈕を囲んでいるのは、八つの花弁を持つ金製の宝相華文様などです。
また、墓から出土した臙脂盒は長さ5センチ、幅4.26センチ、厚さ2.7センチで、天然の貝殻で作られています。貝殻の表面には銀製の木の葉模様が貼り付けられています。木の葉の模様は酸化したためか、黒みを帯びています。貝殻の背面には茶色の斑紋がちりばめられています。
考古学者は、副葬品の中のこれらの装飾品および装飾品に施された模様や材質は、墓主の個人的な好みを反映している可能性があると見ています。(提供/CRI)
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