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11日、新浪財経に香港を「0元旅行」した中国本土のインフルエンサーが慈善活動で提供される食事を「タダ食い」するなどして炎上したとする記事が掲載された。写真は香港。
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2025年10月11日、中国メディアの新浪財経に、香港を「0元旅行」した中国本土のインフルエンサーが慈善活動で提供される食事を「タダ食い」するなどして炎上したとする記事が掲載された。
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記事は、中国の人気インフルエンサーがこのほど公開した「0元で1日もお金を使わず香港を旅する」動画が大きな波紋を呼んでいると紹介。動画内では、香港のMTR駅に設置された無料給水機の利用、スマホ充電サービスの利用、折りたたみ椅子を持参しての公園や海辺での休息、24時間営業のマクドナルドでの睡眠など、あらゆる公共施設やサービスを節約旅行の手段として紹介したと伝えた。
また、「最も問題視されたのは慈善食堂での無料食事の利用だ」とし、弱者支援を目的とした慈善食堂で無料の食事を「お得なグルメ」として紹介したことがネット上で大きな反発を招いたと指摘。「食事の配布は本当に困窮している人たちのためのものだ」「慈善資源を乱用して許されるのか」など、善意を踏みにじる行為として激しい非難を浴びたと紹介した。
そして、ネット上での炎上騒ぎに対し、このインフルエンサーが「香港の便利な公共サービスを見せる意図だった」と釈明し、慈善食堂の利用については「配慮が足りなかった」と謝罪したものの、ネットユーザーの怒りは収まらず、善意の尊重を強く求める声が引き続き寄せられているとした。
記事は、ここ数年若者を中心に「特殊部隊式旅行」「貧乏旅行」などと称した新たな旅行スタイルが人気を集めていると紹介。費用を抑えつつ旅行の楽しみを最大化しようとする姿勢は理解されつつあるものの、公共の慈善資源を個人の便利のために用いるのは社会的な許容範囲を超えており、善意の悪用は施しを受ける人への侮辱につながる社会的な道徳を損なう行為だと批判した。
また、観光客による公共施設の過剰な利用も住民サービスの低下や都市イメージの悪化を招く恐れがあると指摘。「節約は悪いことではないが、賢さを間違った方向に使ってはいけない。真の節約旅行は社会のルールを守り、現地の文化や人々の善意を尊重しつつ楽しむものだ」と評した。(編集・翻訳/川尻)
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