拡大
BYDはアルゼンチン市場に本格参入し、南米での電動車事業拡大を加速させます。
中国の大手自動車メーカー・比亜迪(BYD)はアルゼンチン市場に本格参入し、南米での電動車事業拡大を加速させます。BYDは10月8日、現地で電気自動車(EV)「元Pro」など3車種を発売しました。
今回の参入は、アルゼンチン政府が電動車の普及促進を目的に打ち出した新たな優遇措置を追い風としています。2026年は最大5万台のEVとハイブリッド車の無関税輸入が認められており、BYDの3モデルはいずれも税抜き価格が1万6000ドル(約240万円)を下回る設定です。
BYDアルゼンチン法人の責任者は、「政府の新政策は当社にとって大きな商機であり、電動モビリティー分野の長期的な成長を確信している」との考えを示しました。同社はアルゼンチン政府から7800台分の輸入枠を付与されています。
従来、アルゼンチンでは現地生産をおこなわないブランドや、南米南部共同市場(メルコスール)加盟国以外からの輸入車には35%の関税が課されていました。免税措置は、低コスト戦略を強みとする中国メーカーにとって有利に働くとみられています。
BYDはすでにブラジルでの生産体制を確立しており、アルゼンチン進出によって南米全体での事業基盤を一層強化する構えです。
市場調査会社JATO Dynamicsによると、アルゼンチンでは2025年1〜8月の自動車販売台数が約42万台に達したものの、EVの販売はわずか486台にとどまっています。同社のアナリストは「EVの販売は今後反発し、需要が本格的に立ち上がるだろう」と指摘しています。
BYDの参入は、現地で停滞していた電動車市場の活性化につながる可能性があり、今後の動向が注目されます。(提供/CRI)
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