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中国の人々にとって、今年は中秋節と国慶節が重なり、10月1日〜8日の8連休となった。
中国の人々にとって、今年は中秋節と国慶節が重なり、10月1日〜8日の8連休となった。いったいどのような「スーパーゴールデンウイーク」となったのか。地域を跨いだ移動は延べ24億3200万人に達し、1日当たりでは前年同期を6.2%上回ると見込まれる。1〜4日の重点小売・飲食企業の売上高は同3.3%増だった。連休期間の映画興行収入は8日午後4時時点で18億元(約385億2000万円)を突破した。
特筆すべきは、サービス消費が中国の消費成長をけん引する主要な力となっていることだ。展覧会、コンサート、観光地の一つ一つが、消費の成長ポイントとなっている。映画を例に取ると、中国の映画産業は、単一の興行収入経済から多元的な消費エコシステムへと移行しつつあり、「映画を観るために都市に駆けつける」が休日の新たなトレンドとなり、多くの映画ロケ地が人気スポットとなっている。サービス消費がより細分化され、場面がより豊かになるにつれ、中国の消費市場は質の向上と規模の拡大が進んでいる。
二つの祝日が重なったことによる消費の活力は、中国経済の強靭(きょうじん)性を改めて示した。世界貿易機関(WTO)は7日に発表した報告書で、2026年の世界の物品貿易の伸び予想を1.8%から0.5%へと大幅に下方修正した。その理由として、世界経済の回復が力強さを欠いていることや米国の関税政策などの影響を挙げた。それに対し、1〜8月の中国の物品貿易総額は前年同期比3.5%増で、上半期(1〜6月)の中国の国内総生産(GDP)は同5.3%増だった。国際通貨基金(IMF)は、中国が貿易などを通じて世界経済にプラスの影響を生み出し、「堅固な支え」となっていると評価した。
中国のこのスーパーゴールデンウイークは、より長期的な可能性を世界に示した。この連休中、一部の国が新たな関税措置を続々と発効させた一方で、中国は新たな開放の機会を醸成している。10月には中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議(四中全会)が北京で開催され、次の5年間の発展に向けたトップレベルデザインと戦略計画を行う。11月には第8回中国国際輸入博覧会が開幕し、数十の国と国際機関が国家総合展に参加し、110余りの国と地域の企業3200社余りが企業商業展に参加する。多くの多国籍企業が筆者に述べたように、中国の多元的な市場は「世界でもまれ」で、絶対に逃してはならない巨大なビジネスチャンスを意味している。(提供/CRI)
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