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台湾の頼清徳総統は「台湾に対する武力行使を放棄するようトランプ米大統領が中国の習近平国家主席を説得できれば、ノーベル平和賞に値する」と述べた。画像は中華民国総統府ウェブサイトより
台湾の頼清徳総統は「台湾に対する武力行使を放棄するようトランプ米大統領が中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席を説得できれば、ノーベル平和賞に値する」と述べた。米国の保守系ラジオ番組とポッドキャストのインタビューでの発言としてロイター通信が伝えた。
ロイター通信によると、全米400以上のラジオ局で放送されている政治トーク番組で、頼総統はトランプ氏が米大統領である間は台湾に侵攻することはないと習氏が語ったという、トランプ氏の8月の発言に言及。「われわれはトランプ大統領の支持を受け続けることを望んでいる。台湾への武力行使を恒久的に放棄するよう習氏を説得すれば、トランプ大統領は間違いなくノーベル平和賞を受賞するだろう」と語った。
頼氏はまた、トランプ氏に会うことがあれば何を話すかとの質問に「習氏が台湾海峡でさらに大規模な軍事演習を行っているだけでなく、東シナ海や南シナ海でも軍事力を拡大しているという事実に注意を払うよう助言したい」と答えた。
その上で「問題は台湾の併合だけにとどまらない。中国が国際舞台で米国に対抗する力を強め、ルールに基づく国際秩序を損なうことになる」との見方を示し、「最終的には米国の利益にも影響を与えることになる。トランプ大統領にはインド太平洋地域の平和と安定を守り続けることを望む」とした。
トランプ政権が台湾の防衛費は自衛のために不十分との懸念を示す中、頼氏は2030年までに防衛費を域内総生産(GDP)比5%に引き上げる目標を掲げている
ノーベル平和賞について、トランプ大統領は受賞を望んでいることをしばしば公言。9月23日にあった国連総会の一般討論演説では「七つの戦争を解決してきた」と主張し、各国の首脳らを前に改めて自身が平和賞にふさわしいとの持論を展開した。(編集/日向)
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