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中国南西部の貴州省が中国国内で最も多くのトウガラシ製品を輸出する地域となっています。
中国南西部の貴州省が、中国国内で最も多くのトウガラシ製品を輸出する地域となっています。現在、同省ではトウガラシの収穫が終わり、さまざまな品種のトウガラシが大量に市場に出回っています。地元当局の統計によると、貴州省のトウガラシの年間生産額は288億元(約6000億円)を超えています。
貴州省では、トウガラシの栽培面積が33万6000ヘクタール、年間生産量は729万トンに達し、いずれも長く国内トップを維持しています。また、トウガラシ農家は140万人戸に上ります。同省遵義市の蝦子鎮にある「中国トウガラシ城」では、毎日600トン以上のトウガラシが3000人以上の仲買人を通じて全国各地に出荷されており、年間取引量は35万トンに上ります。この市場は、中国のトウガラシ価格を左右する指標とされています。
また、加工工程によって、トウガラシの付加価値は大きく高まっています。省内には300社を超える加工企業があり、70種類以上の製品を生産しており、国内外140以上の国と地域に輸出しています。加工品の年間生産額は180億元(約3780億円)に達し、国内1位となっています。特に、貴州産の油辣椒(油に漬けられたトウガラシ、いわゆるラー油)は国内市場の70%を占めています。
さらに、トウガラシから抽出されるカプサイシンや色素などの工業用原料は、医薬品や化粧品、さらには軍需産業など幅広い分野で活用されており、製品の付加価値を4~5倍に高めています。(提供/CRI)
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