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中国の成人の高血圧罹患率は2021~2022年で31.6%に達し、2012~2015年に比べて8.4ポイント上昇しました。資料写真。
10月8日の「全国高血圧デー」にあわせ、中国医学科学院阜外医院の王増武氏のチームが学術誌『セル(Cell)』の姉妹誌に発表した論文によると、中国の成人の高血圧罹患率は、2021~2022年で31.6%に達し、2012~2015年に比べて8.4ポイント上昇しました。
地域別では、西部で最も罹患率が高く、2019年には32.9%に達しました。東部と中部は比較的低い水準となっています。また、北部は南部より全体的に高く、これは食習慣、特に北部住民が塩辛い食べ物を好み、塩分摂取量が長年にわたり南部を上回っていることなどに直接関係があるとされています。都市と農村の格差も顕著で、2015年時点で、都市部の高血圧をコントロールできている患者は約31%で、農村部は約26%にとどまりました。最貧困地域では、未診断のリスクが最裕福地域の8.5倍に上るということです。
さらに、20年間の追跡調査では、北方の土壌や食物中のセレン含有量が少ない低セレン地域(黒竜江省、遼寧省、山東省、河南省など)では、セレン(体内で抗酸化作用を持つ必須微量元素)の食事からの適切な摂取が高血圧リスクを低下させている一方、南方の高セレン地域(江蘇省、湖南省、広西チワン族自治区など)では、セレンの過剰摂取が逆にリスクを高める可能性があることも分かっています。(提供/CRI)
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