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『フィナンシャル・タイムズ』の公式サイトはこのほど、中国最大のEVトラックメーカーである三一グループが世界の自動車産業で新たな挑戦をしていると報じました。写真は湖南省長沙市にある三一グループの工場。
英経済紙『フィナンシャル・タイムズ』の公式サイトはこのほど、中国でハイテクでかつ低コストの電動大型トラック生産が大きく発展する中、中国最大のEVトラックメーカーである三一グループが海外市場に照準を合わせ、世界の自動車産業で新たな挑戦をしていると報じました。推計によれば、2030年までに同グループの売上高の約半分が海外市場からの収益となり、今年の約10%から大幅に拡大する見込みだということです。
三一グループは、建設機械と鉱山機械の分野で知られる大手企業で、本社は中国中部の湖南省長沙市にあります。事業は140カ国に及び、米国のキャタピラー社や日本の小松製作所に匹敵する競争力を持っていると評価されています。同社は2021年にEVトラック事業を開始し、2025年には年間約3万台の販売が見込まれています。その大半は中国市場向けですが、今年は南アフリカにEVトラック工場を開設し、現在はブラジルで第2の海外生産拠点の建設地を選定しています。また欧州市場での販売も開始しています。
現在、中国以外の地域では電動化への移行が遅れており、欧州自動車工業会のデータによると、充電インフラや電力網への投資不足により、2025年上半期におけるEVトラックの市場シェアはわずか3.6%にとどまりました。
三一グループは毎年、営業収入の8%を長沙市でのバッテリー生産や、中国全土の太陽光発電・充電ネットワーク、そして自動運転技術の研究開発に投じています。現在、これらのコア技術には米国を含む海外のパートナーからも強い関心が寄せられているということです。(提供/CRI)
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