中国広東省で「パンダ血」の100倍希少な「ダイヤモンド血」を検出

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中国広東省仏山市順徳区の血液センターはこのほど、非常に珍しい血液型Jk(a-b-)型を検出しました。

中国広東省仏山市順徳区の血液センターはこのほど、非常に珍しい血液型Jk(a-b-)型を検出しました。これは、俗に「パンダ血」と呼ばれるRhマイナスの血液よりも100倍以上希少であり、「ダイヤモンド血」と称されています。これは、同センターが2024年に尿素溶血試験によるJk(a-b-)型のスクリーニングを開始して以来、初めての発見で、これまで順徳区では同血液型の記録はありませんでした。

「ダイヤモンド血」はその名の通り非常に希少な血液型であり、中国人における出現率はわずか0.002%~0.02%で、「パンダ血」として広く知られるRhマイナスの出現率0.2%~0.5%より100倍以上の希少性です。順徳区血液センターは、この血液型の供血者の登録によって、地元の希少血液型の空白が埋められただけでなく、順徳および周辺地域の輸血用血液の重要な備えとなるとしています。

同センターのスタッフは、「ABO血液型しか知らない人が大多数だが、実際には43種類の独立した血液型システムが確認されている」と説明します。今回見つかった「ダイヤモンド血」は、Kidd血液型の一種であり、Jk(a-b-)血液型はヒトの18番染色体上のSLC14A1遺伝子の変異により、赤血球表面からJkᵃ、Jkᵇ、Jk3抗原が完全に欠失したものです。これは、特定の識別マークが欠如した特殊な通行証を持つようなもので、遺伝子型自体も通常とは異なります。これこそが「ダイヤモンド血」と通常の血液型の最も核心的な違いだということです。

希少血液の患者が輸血を必要とする場合、適合血液の確保は非常に困難であるため、順徳区血液センターはこの血液型を地元および広東省の希少血液型庫に登録しました。(提供/CRI

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