エベレストで吹雪、登山客数百人が孤立=参加者の話にネットの反応冷ややか―中国

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6日、瀟湘晨報は、中国チベット自治区に属するエベレスト東側斜面付近のキャンプで激しい吹雪が発生して数百人が一時孤立したと報じた。

2025年10月6日、中国メディアの瀟湘晨報は、中国チベット自治区に属するエベレスト東側斜面付近のキャンプで激しい吹雪が発生して数百人が一時孤立したと報じた。

記事は、エベレスト東側斜面の標高約4900メートル付近にあるキャンプ地で4日から5日にかけて吹雪となり、登山客ら数百人が一時的に孤立したと紹介。現地政府は直ちに救助チームを組織して、徹夜で対応にあたっており、これまでに350人が安全な地点に避難し、残る200人余りとも連絡が取れており、順次下山が進められていると伝えた。

登山者の一人によると、4日午前に入山した際には問題なかったものの、正午ごろから雨や雪が強まり始めた。夜になると天候は急激に悪化し吹雪が発生、5日の午前3〜5時ごろにかけては落雷が頻繁に発生する極めて危険な状況となった。一行はテントの中で眠ることもできず、積雪でテントが押し潰されそうになるたびに雪を掃き下ろす作業を夜通し続けた。装備は万全だったものの、一行の中には低体温症の症状を訴える者もいたという。この登山者は5日朝に吹雪が収まったのを見て自力で下山を開始したとのことだ。

また、一行はもともと3日にエベレストに入山する計画を立てていたそうで、星空や気象の観察を日課としている登山者から予定を遅らせるよう提案があったとのこと。計画通りに入山していた場合、さらに標高が高く険しい場所で吹雪に遭遇していた可能性があり、登山者らの判断が被害の拡大を未然に防いだ可能性があることを記事は紹介している。

この件について、中国のネットユーザーは「速やかに救援活動が行われて良かったよ」「救援費用は自己負担でよろしく」「無知であり、恐れ知らず」「一生忘れられない中秋節になったことだろう」「出かける前に天気を見るのって、常識じゃないの」「運動靴で標高の高い山登りをしようとする人がいるくらいだからな」「そもそも高山の天気予測なんて当てにならないのよ」「人が多すぎてやかましいから、山の神が怒ったっぽい」といった感想を残している。

中には「こんなの、8連休に休日出勤し続ける自分より悲惨だな」というコメントを残すユーザーも見られた。総じて、救援隊の速やかな対応を称賛する一方で、トラブルを起こした登山者たちの計画の甘さを指摘する声が目立った。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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