MRT車内で高齢女性を蹴り飛ばした男性、「日本に逃げた?」と論争に―台湾

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台湾メディアの自由時報は6日、台北捷運(MRT)の車内で高齢女性を蹴り飛ばした男性について、「日本に逃げた」との言説が飛び交っていると報じた。

台湾メディアの自由時報は6日、台北捷運(MRT)の車内で高齢女性を蹴り飛ばした男性について、「日本に逃げた」との言説が飛び交っていると報じた。

騒動の発端は9月29日、73歳の高齢女性が当時、MRT車内は十分に空いていたにもかかわらず、端の席に座っていた男性に席を譲るよう求め、持っていたかばんでたたくなどした。耐えかねた男性は立ち上がり、女性を猛烈に蹴り飛ばし、女性は勢い余って向かいの座席に倒れ込んだ。

この騒動については、女性が窃盗を繰り返したことなどで警察から指名手配を受けていたことが明らかになったこともあり、男性はSNSで「台北捷運のスーパーマン」などと称賛されているが、専門家からは「問題の行為については過剰防衛の疑いがあり、傷害罪等に問われる可能性がある」との見方が出ている。

報道によると、男性は国立台湾大学卒のいわゆるエリート。事件後、警察は出頭を求めるために男性に複数回電話をかけたが、男性はその時日本に滞在していたとのことで応答できず。警察は通知書を郵送し、今月13日までに出頭するよう求めており、「日程が合わない場合は調整も可能」とされている。

ネット上では「事件後すぐに海外に逃げたのではないか」「不法行為から逃れようとしているのでは?」といった指摘も出たというが、一部には「彼は航空券を前もって予約してた。なぜ今回の件で旅行の予定をキャンセルする必要があるのか」との反論も。また、男性が公にコメントを発していないことについても「自分が間違っていないと分かっているからこそ、根拠のない中傷を避けるために応答を控えているんだ」と擁護の声が上がった。これには、男性本人も「これ以上ないほど同意」とコメントしている。

自由時報の記事は、今回の騒動は依然として尾を引いており、「高齢女性が強引だったので男性が蹴ったのは正当」とする意見もあれば、「男性の行動は過剰であり、警察は早急に双方の責任を明確にすべき」と指摘する声もあると伝えている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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