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1日、米男性ファッション誌「GQ」の台湾版は、見始めたら止まらない必見アニメを8作品を紹介した。写真はチ。-地球の運動について-。
2025年10月1日、米男性ファッション誌「GQ」の台湾版は、見始めたら止まらない必見アニメを8作品を紹介した。
記事は1作目に「86―エイティシックス―」を挙げ、「未来の戦場を舞台に、社会から見捨てられた少数派民族『エイティシックス』が無人機戦争に生き抜く姿を描く。高度なメカ戦闘シーンだけでなく、民族差別や階級的抑圧といった現実の残酷さを鋭く浮き彫りにする。もし未来SFの人間ドラマを好むなら、この作品はあなたを何度も思索へと導くだろう」と勧めた。
2作目に「ドロヘドロ」を挙げ、「主人公・カイマンが失われた記憶と本当の自分を取り戻すため、血なまぐささとブラックユーモアが入り混じる『ホール』と『魔法使いたちの世界』で手掛かりを追い続ける。作者・林田球氏の独特な画風は、残酷さと暴力をむしろ異様な美しさへと昇華させている。荒唐無稽で奇怪な物語だが、キャラクター同士の深い友情も描き込まれ、見るのをやめられなくなる」と評した。
3作目に「ガチアクタ」を挙げ、「トレンド感ある王道少年漫画と爽快さが融合した裏那圭氏による新世代作品。ゴミだらけの世界を舞台に、冤罪(えんざい)で追われる少年が生存と復讐の道を歩む物語。一見すると、典型的な王道少年漫画だが、鋭い画風とスタイリッシュなキャラクターデザインで独自性を生み出している。制作会社・BONESによる激烈な戦闘シーンが魂を揺さぶる」と言及した。
4作目は 「タコピーの原罪」だとし、「一見、家族で楽しめそうなかわいらしい作品だが、実際には『ダーク版ドラえもん』と呼ばれる衝撃作である。ハッピー星からやって来たタコピーが少女を幸せにするために『ハッピー道具』を使うが、人間の闇を理解できず悲劇が繰り返される。家庭内暴力やいじめを直視したと鬱屈(うっくつ)した展開は視聴者を圧迫するため、心の準備がなければ向き合うのが厳しい作品である」とした。
5作目は「光が死んだ夏」だとし、「主人公の高校生・辻中佳紀(つじなかよしき)が亡き親友・忌堂光(いんどう ひかる)とすり替わった怪異との出会いをきっかけに、青春時代の感情や自己認識の葛藤を描く物語へと導かれる。青春と別れを描いた恐ろしくも魅力的な物語だ。清涼な映像には恐怖と孤独感が満ちており、繊細な感情の交錯が視聴者を虜(とりこ)にする。すでに第二期制作も発表されている注目作である」と説明した。
6作目を「僕のヒーローアカデミア」だとし、「努力でヒーローになる夢をかなえる、色あせない王道の熱血物語。超能力がまん延する世界で『無個性』で生まれた少年・緑谷出久(みどりやいずく)が不屈の精神でヒーローを志す。同作は戦闘シーンだけでなく、正義と悪の群像劇や青春の葛藤を描き、『ヒーローになる』という意味が、力の強さではなく、守ることと信念を貫くことにあると伝えてくれる」と述べた。
7作目には「チ。-地球の運動について-」を挙げ、「異端思想と真理探究を描く知的ドラマ。中世を舞台に『地球が動く真理』を求める学者と若者たちが、信仰と抑圧の狭間で苦闘する。史実を題材としつつ、哲学的でロマンに満ちた作品である。真実を求めることは正しいのか間違っているのか、作品を通じて視聴者は人生の本質に向き合わされる」と強調した。
8作目には「ヴィンランド・サガ」を挙げ、「物語は北欧の実際の歴史を題材とし、若き戦士・トルフィンの復讐の旅を軸に、戦争と自由、家族愛を描き出す。戦闘は壮烈にして写実的であり、無情な暴力の中で平和を渇望する姿が心を打つ。『人は人である』という理念を鮮やかに体現した傑作である」と紹介した。(翻訳・編集/岩田)
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