世界初、現場で直径を連続的に変えられる大口径シールドマシンが完成=中国

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9月30日、施工現場で直径を連続的に変化させることができる世界初のシールドマシン「変径1号」が中国広東省仏山市で完成し、公開されました。

9月30日、施工現場で直径を連続的に変化させることができる世界初のシールドマシン「変径1号」が中国広東省仏山市で完成し、公開されました。この機械は、都市の軌道交通建設に新たな技術支援として活用される見通しです。

「変径1号」は、従来の固定直径型シールドマシンの限界を打ち破り、あたかも「伸縮する骨格」を備えたかのように、機械の直径を8.83メートルから12.45メートルの範囲で自在に拡大・縮小できるのが特徴です。

このシールドマシンは、駅とトンネルの一体的に施工するグリーン建設技術を採用しています。施工時には、まず小さな直径で区間トンネルを掘り進め、駅の位置に到達するとその場で直径を拡大させてより広い駅の空間を掘削します。駅部分の施工を終えた後は再び直径を縮小させて次の区間へとシームレスに掘削を継続します。区間トンネルと駅部分の施工を1台の機械で行うことができるため、途中で機械を解体したり作業用の立坑を追加で設けたりする必要がありません。従来のシールド工法で課題となっていた地上からの開削や工事の中断、広大な作業スペースの占用を効果的に避けることができることで、環境への負荷を抑えたグリーン建設の目標を達成しています。

また、「変径1号」はカッターヘッドやシールド本体の直径調整、空間の安全確保、動力の最適配分といった重要なシステムを最適化し、掘進性能とエネルギー消費の効率的な制御を実現しています。年内にも広州の地下鉄建設で導入される予定です。(提供/CRI

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