拡大
台湾メディアの自由時報は9月30日、「台湾人が選ぶ海外旅行先ランキングが明らかに」と題する記事を掲載した。
台湾メディアの自由時報は9月30日、「台湾人が選ぶ海外旅行先ランキングが明らかに」と題する記事を掲載した。
台湾観光局によると、台湾人観光客に最も人気のある5大旅行先は、日本、中国、韓国、香港、ベトナムとなった。長年上位を占めてきたタイは6位で、トップ5には入れなかった。
「バンコク・ポスト」によると、タイ国政府観光庁台北事務所長のサリマ・チンダマット氏は3月に発生した地震、詐欺事件の頻発、カンボジア国境での衝突などにより、台湾がタイへの渡航に警告を発したことが原因と分析した。また、米国の関税政策による経済的圧力も旅行者の消費に影響を与えているとの考えを示した。
今年9月22日までに台湾からタイへの旅行者数は71万6169人に達した。昨年の受け入れ人数は約108万人であったが、上記の要因から今年の目標は約100万人に下方修正した。
記事はこのほか、首都バンコクで発生した陥没事故、タイ国内での大麻の乱用などにも言及し、「観光客の信頼を回復する広報活動や安全対策を実施する必要がある」との呼びかけが行われていることを伝えた。(翻訳・編集/北田)