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中央広播電視総台日本語放送のリスナーが主催し、愛知県一宮市の木曽川資料館で開催されていた「第20回中国の放送局から収集した切り紙展」が9月28日、無事に終了しました。写真は杁本直正さん。
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中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)日本語放送のリスナーが主催し、愛知県一宮市の木曽川資料館で開催されていた「第20回中国の放送局から収集した切り紙展」が9月28日、無事に終了しました。主催したのは、CMG日本語放送リスナー歴41年の杁本直正さん(64歳、愛知県岩倉市)です。切り紙展では、当放送局との交流の中で北京から送られてきたベリカード(受信確認証)、切り紙、ペナントなど約800点が展示されました。
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杁本さんは、1984年に、日本では当時「北京放送」の名で親しまれていたCMG日本語放送の受信を始めました。受信報告書を送ると、返信と一緒に趣の異なるカラフルな切り紙が送られてきて、その美しさに「心引かれた」と言います。その後、交流が深まるにつれてコレクションの数が増え、「独り占めするのではもったいない。一人でも多くの方が中国に興味を持ってくだされば有り難い」という思いから、1997年に岩倉市図書館で第1回切り紙展を開催しました。
20回目となる今回の展示会は、地元紙「中日新聞 尾張・近郊・知多版」に取材記事が掲載されたのを機に、土日祝日のみの開館にも関わらず、8月2日から9月28日までの期間中に約300人の来場者が訪れました。
現在もCMG日本語部やスタッフとの交流を続けている杁本さんは、コロナ禍の期間中を除いて、毎年切り紙展を開催し続けてきました。この間の道のりを振り返り、「自分でも良くここまで続けられたと思う」と満足げな表情でした。また、他のリスナーからの応援もありました。
その中には、1953年から北京放送を聴いているというリスナー歴72年の岩田博さん(91歳、岐阜県美濃加茂市)からのコレクションの寄贈などもあり、岩田さんは「国同士の関係がギクシャクしている時にこそ、民間交流が大事だ」と杁本さんを激励し続けていました。また、滋賀県甲賀市や静岡県富士市などの遠方から駆けつけ、展示を見学したり、撤収作業を手伝ったりしてくれた常連もいました。
一方で、近年は会場の確保が年々難しくなり、準備や撤収にはそれなりの体力が必要なこともあって、杁本さんは「20回目をもって終了とする」ことを決意しました。ただし、「今が潮時。潮時という言葉は中断、やめるという意味ではなく、一番良い状態を指すものだ」と話し、「今後は、日中国交正常化や日本語放送開始何周年といった節目の年に合わせて開催できればと思う」と付け加え、不定期に切り替えて開催を続けていく意思をほのめかしました。
なお、岩倉市公務員の杁本直正さんはアマチュア無線歴50年で、第1級アマチュア無線技士の資格を持っており、国内、国外のコンテストで何回も入賞し、50年間で6万5000局と交信したことがあります。(提供/CRI)
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