世界最大容量の超重力場科学装置のコア設備が正式に稼働―中国

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中国で世界最大容量の超重力場科学装置のコア設備が稼働しました。

浙江省杭州市にある国家重大科学技術インフラである超重力遠心シミュレーション・実験装置のコア設備が9月29日に正式に稼働しました。

この超重力科学装置は中国が完全に独自で開発したもので、地球の重力を桁違いに超える「超重力場」を構築し、「時空圧縮」を実現することができます。つまり実験室では、極めて小さな空間かつ極めて短時間で現実世界の変遷を再現し、キロメートル単位での災害、数万年にわたる汚染物質の移動などの推論・検証に重要なサポートを提供することができます。

超重力遠心シミュレーション・実験装置は浙江大学が中心となって建設した、超重力場と極端な環境を重ね合わせた大規模かつ複雑な科学実験施設で、3台の遠心分離機本体と、法面とハイダム、地盤地震工学、深海工学、深部地盤工学と環境、地質プロセス、材料の調製など6基の実験モジュールを含む18台の機上装置を含めます。今回稼働した初の遠心分離機の容量は1300g・t(標準重力加速度×トン)で、現在、世界最大容量の遠心分離機となっています。

また、容量1500g・tと1900g・tの遠心分離機2台の設置建設が急がれており、すべての設備の建設は2026年末までに完了する予定です。将来的には、深海エネルギー開発から耐震建築設計、核廃棄物処理から新材料の研究開発まで、超重力遠心シミュレーション・実験装置は多分野にわたる科学研究の強力な推進力になるとみられています。(提供/CRI

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