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26日、日本で介護疲れを理由に高齢の妻が夫を殺害する事件が起きたことが中国のSNSで紹介され、注目を集めた。資料写真。
2025年9月26日、日本で介護疲れを理由に高齢の妻が夫を殺害する事件が起きたことが中国のSNS・微博(ウェイボー)で紹介され、注目を集めた。
フォロワー70万人を持つ日本在住の微博アカウント「愛醤在大阪」氏は26日、神奈川県川崎市で91歳の夫の首を絞めて殺害した疑いで86歳の女が25日に逮捕される事件があったことを紹介した上で、自身の見解を述べた。
同氏は、逮捕された妻が「長年寝たきりの夫の介護に疲れた」とあっさりと犯行を認めたことに触れ、「とても悲しい。寝たきりの夫の世話をし続けるのは確かにつらかっただろう」とした上で、日本のネット上でも妻に同情する声が多いと伝え、自身も「重い刑に処されないことを願う」と感想を述べた。
また、この事件をきっかけに調べたところ、日本の刑務所に収監されている受刑者が高齢化していることが分かったとし、東京の府中刑務所では受刑者の5分の1が65歳以上で、最高齢は94歳だと紹介。刑務所では高齢受刑者向けの設備やプログラムづくりが必要になっており、府中刑務所ではより多くの医師を配置するとともに、体力や認知能力が衰えた高齢受刑者のための「養護特化工場」を設置していると伝えた。
同氏は「刑務所の中に老人ホームを開設したようだ」と形容しつつ、世界でも最も急速に高齢化が進んでいるとされる日本の状況を「先行プレイ体験サーバー」という言葉で表現。近い未来には中国でも同様の現象が起こり得ることを示唆した。
この件について、中国のネットユーザーは「まさに刑務所が高齢者介護施設になりつつある」「刑務所での養老はアリだと思う」「寝たきりの夫を介護するより、刑務所の方が快適だろう」「刑務所に入れば孤独死は避けられる」「86歳になってもまだ他人の介護をしなければならないなんて、あまりにも悲惨だ」「夫は死んだだけだが、妻はこれから刑務所に入らなければならない」といった感想を残した。
さらに、今後「老後の生活の安定」を求めて刑務所に入る高齢者が増え、刑務所のキャパシティーが逼迫するようなことになれば「凶悪犯でもなければすぐ追い出されるようになるかもしれない」とし、犯罪の「インフレ化」が起きる可能性に言及するユーザーも見られた。(編集・翻訳/川尻)
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