39頭から8500頭に、中国が世界最大のシフゾウ遺伝子バンクを再構築

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江蘇省塩城市で9月24日に2025年世界浜海フォーラムが開催され、江蘇省大豊シフゾウ国家級自然保護区に生息するシフゾウの数が1986年当時の39頭から8500頭余りに増えたことが発表されました。

中国東部の江蘇省塩城市で9月24日に2025年世界浜海フォーラムが開催され、江蘇省大豊シフゾウ国家級自然保護区に生息するシフゾウの数が1986年当時の39頭から8500頭余りに増えたことが発表されました。同保護区は現在、世界的なシフゾウ遺伝子バンクとなっています。

シカ科のシフゾウはかつて中国で数百万年生息し、中国固有種として湿地生態系の安全と栄養機能の維持に寄与しました。その後、人間による殺傷、生息地破壊などの原因で、その個体数は次第に減少しました。1900年初頭の清朝末期には、北京の南海子皇家鹿苑に残っていた数十頭が戦乱で海外に流出しました。

世界自然基金(WWF)は1986年、英国の動物園と公園から39頭のシフゾウを選んで中国江蘇省塩城市大豊に寄贈しました。最初の繁殖は1987年で、1992年には個体群が100頭、2006年には1000頭を突破しました。地元政府と保護区の継続的な手厚い保護により、大豊に生息するシフゾウの個体数は記録を更新し続けています。

英イングランドのベッドフォードシャー州に位置するウォバーン・アビーは、かつてシフゾウの海外生息地の一つでした。ウォバーン・アビーに居住する第15代ベッドフォード公爵はインタビューに応じた際、「シフゾウ保護に参加したすべての中国チームに祝意を伝える。皆さんはシフゾウ再生の偉大な奇跡を共に作った」と述べた上で、その父親はシフゾウの中国復帰をずっと望んでいたと明らかにしました。

シフゾウの個体群拡大は環境の過負荷や一部植生の退化など「うれしい悩み」ももたらしました。このため、同保護区はシフゾウの移転保護実験を展開しており、シフゾウのためにより多くの適切な生息地を探しています。(提供/CRI

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