車を借りてわずか10日で10万元の損?自動車リースでトラブル―中国メディア

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中国メディアの澎湃新聞は24日、「車を借りてわずか10日で10万元の損?」と記し、自動車リースに関する法治日報の取材内容について伝えた。資料写真。

中国メディアの澎湃新聞は24日、「車を借りてわずか10日で10万元(約210万円)の損?」と記し、自動車リースに関する法治日報の取材内容について伝えた。

記事によると、中国広西チワン族自治区在住の韋さんは法治日報の記者に対し、「毎月3137元(約6万5000円)を支払って5年借りれば車は私たちのものになると言われました。提供されるのは新車で、借りたくなくなった場合は1年分の料金を支払えばいつでも返却できるとのことでした」と説明した。

韋さんと韋さんの兄は昨年7月に「満期で車をプレゼント」「稼げる上に車も手に入る」といった広告を目にし、もともと車を借りてオンライン配車サービスの仕事をしたいと考えていたためリース会社に問い合わせをした後、その場で契約を結んだ。

しかし、韋さんの兄は1年分の料金を支払った後、配車サービスの仕事をやめることにし、会社側に車の返却を申し出たものの「取り決め通りの整備が行われていない」ことを理由に拒否された。韋さんによると「契約時に返却制限に関する説明は受けなかった」といい、韋さんは「『5年借りたら車をプレゼント』の約束もどうなるか分からない。5年借りれば約20万元(約420万円)のお金がかかり、車を直接買うよりずっと高いです」とも語った。

中国では最近、一部のカーリース会社が「満期で車をプレゼント」「リース後購入」などのモデルを打ち出しており、ハードルが低く、柔軟性が高いように見えるやり方だが、実際は制約や問題が多いという。

記事では複数の事例が紹介され、そのうちの一人、浙江省在住の李さんが「わずか10日で10万元の損」と訴えた当事者だ。

李さんは今年5月、「頭金6万6000元(約140万円)、月8000元(約16万6000円)、36回」という内容で新エネルギー車を借りた。だが、受け取ってから10日後に高速道路でトラックに追突され、相手側の保険会社は38万4000元(約800万円)の全損補償に同意。一方、カーリース会社はその対応に納得せず、修理を主張した上、李さんに3万4000元(約70万円)の減価償却費を求めた。李さんは事故に遭った車の安全面に不安を覚えたため「もう借り続けたくない」と考えたが、カーリース会社から「車を返却するなら頭金と減価償却費(計10万元)は返さない」と告げられたという。

記事は最後に、取材を受けたある消費者が「最初は得だと思ったが、返却しようと思った時は落とし穴だらけだった。これからは契約条項をよく確認して権利を守る」と語ったことを伝えた。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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