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中国・上海市の五つ星ホテルで、客室の冷蔵庫から冷媒が漏れ出す騒動があった。
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中国・上海市の五つ星ホテルで、客室の冷蔵庫から冷媒が漏れ出す騒動があった。中国メディアの華商報が23日に伝えた。
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記事によると、北京市在住の孫(スン)さん(30)は今月20日、妻と共に上海浦東星河湾ホテルの16階の部屋にチェックイン。午後11時から深夜0時ごろに妻が「化学薬品のような臭いがする」と言い、自身も鼻を突くような刺激臭を感じた。そのうちに涙と咳が出て、胸が苦しくなってきたという。
孫さんらは廊下に出ようとしたものの臭いがさらに強くなり、目も開けていられなくなったことからホテルのバルコニーに下着姿で避難。窓を閉めてホテルのフロントに電話をした。10分ほどしてスタッフが部屋に駆け付けて原因を調べ始め、最終的に「客室内の小型冷蔵庫の冷媒が漏れた」と説明された。
ホテルのマネージャーによると、この冷蔵庫は購入から8年が経っており、これまで詳しい点検などは行ったことがないとのことだった。漏れ出たのはアンモニア系の化学ガスで、皮膚に触れるとただれたりするものだった。孫さんと妻は病院を受診し、孫さんはガスにより角膜を損傷(両眼角膜上皮剥離)したほか、胸部に化学熱傷を負った。妻も咳などの症状が続いているという。
孫さんは「体調はまだ良くない。右目は非常にかすんで、物がはっきり見えず、異物感がある。改めてホテルと話をしたが、ホテル側も(責任を)認めている」と話した。仕事があるため北京に帰らなければならないが、目の不調のことがあり上海を離れることができないため、同じホテルの別の部屋に滞在している。治療費や慰謝料についてホテル側と話し合っているものの、合意には至っていないという。(翻訳・編集/北田)
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