国家科学データセンターのデータ総量が2020年から5倍増―中国

人民網日本語版    
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中国国家科学データセンターのデータ総量が2020年から5倍増となった。資料写真。

中国科学技術部の龍騰(ロン・テン)副部長は国務院新聞弁公室が18日に開いた「第14次五カ年計画(2021‐25年)の質の高い達成」をテーマにしたシリーズ記者会見で、中国国家科学データセンターのデータ総量が2020年から5倍増になったと述べた。科技日報が伝えた。

中国は第14次五カ年計画期間中、科学技術インフラおよび条件・プラットフォームの建設を持続的に促し、国家科学データセンター、国家生物遺伝資源・実験材料資源バンク、国家野外科学観測研究ステーションなどの施設およびプラットフォームの建設を系統的に手配した。現在すでに比較的整った施設・プラットフォーム体系を形成しており、中国の重大科学研究任務およびプロジェクト建設の順調な実施を力強く支えている。

中国は第14次五カ年計画期間中、科学データ統一管理およびサービス能力の建設を重点的に強化し、科学データ統合および開放・共有を促進した。20の国家科学データセンターのデータ総量は270PB、すなわち27京バイトを超えており、第13次五カ年計画最終年(2020年)から5倍増えている。国家科学データセンターの国際的な影響力も大幅に拡大している。例えば国家微生物科学データセンターが中心となり、微生物データの初の国際標準を制定した。

また、第14次五カ年計画期間中に資源バンクの基礎的条件の建設を重点的に強化し、資源保存および開発・応用能力を高めた。既存の31の国家バンクの資源保有量が着実に増加し、すでに550万点以上の動植物遺伝資源、60万株以上の微生物(および毒性菌)、そして3900万点の各種標本資源を保存している。うち微生物資源、作物遺伝資源、家畜・家禽遺伝資源の保存総量で世界の先頭集団に入っている。

国家野外科学観測研究ステーションは、国の重大な需要を支える長期観測データを提供している。中国は現在、関連分野で167の国家野外ステーションを建設し、長期・連続的野外科学観測データを取得している。エコ文明の建設、重大プロジェクトの安全、地域の持続可能な発展などの重大な需要に科学技術サポートを力強く提供している。例えば中国が1955年に建設を開始した「寧夏沙坡頭砂漠生態系国家野外ステーション」は70年にも及ぶ野外科学観測データを蓄積し、「三北」防護林プロジェクト(中国の三北エリアにおいて、人工的な大型林業生態を建設するプロジェクト)エリアの砂漠化対策を効果的に支えている。

科学研究機器の開放と共有について、単価50万元(約1000万円)以上の14万7000台(セット)の科学研究機器が国家ネットワーク管理プラットフォームに入り、全社会で開放・共有されている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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