外資系企業、「中国に投資」から「中国に定着」へ―中国メディア

人民網日本語版    
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外資系企業が「中国に投資」から「中国に定着」へと変化している。写真は上海レゴランド・リゾート。

夏の上海レゴランド・リゾートは大勢の来園者でごった返していた。ここは中国初のレゴランドであり、世界各地のレゴランドの中で最も規模が大きく、開園するとたちまち文化観光の新しいランドマークになった。

上海レゴランド・リゾートの陳潔(チェン・ジエ)社長は、「着工から開園までわずか18カ月だった。建設の過程では、上海政府が提供してくれた全方面での支援を実感し、上海市の質の高いビジネス環境のおかげで、レゴランドは『中国のスピード』と呼ばれるようなハイスピード建設を実現することができた」と述べた。

年初以来、上海では多くのシンボル的な外資新プロジェクトがスタートしている。トヨタ自動車が単独資本で設立するレクサスブランドのバッテリー電気自動車(BEV)およびバッテリー開発製造会社の建設が佳境を迎えている。また、世界的ブランドのルイ・ヴィトンの展覧会スペースとショップとカフェ」複合型店舗「ザ・ルイ」が上海にオープンすると、たちまち世界中の観光客が訪れる大人気のランドマークになった。

また、フランスのソフトウェア会社のダッソー・システムズが初のオープン型イノベーション実験室を中国に設立。同社にとって世界で5番目の同実験室で、先進製造、新材料、グリーンインフラ、生命科学(ライフサイエンス)などの分野に照準を絞り、中国のスタートアップ企業をエンパワーメントし、イノベーションエコシステムクラスターの発展を支援し、中国発イノベーションの世界進出を後押しするという。

ダッソー・システムズ中華圏イノベーション業務管理ディレクターは、「中国に根を下ろしてから20年間で、ダッソー・システムズの業務は22倍以上増加し、上半期(1-6月)には中華圏業務が2桁増加を達成した。私たちは『中国で、中国のために』働き、中国のイノベーションエコシステムに融合し、中国発イノベーションの世界進出を支援し、エンパワーメントして、中国経済との『共振』を目指している」と述べた。

新たなプロジェクトが次々に実施されているだけでなく、「昔からの友人」である外資系企業も中国市場開拓を推し進めている。さらに、中国企業の海外進出に伴い、今ではますます多くのサービス型外資系企業が中国に進出するようになった。

日本のアビームコンサルティングの中国法人である徳碩管理諮詢(上海)の中野洋輔董事長兼総経理は、「中国は非常に成功した、急速に発展するエコノミーであり、これほどのチャンスを見過ごすわけにはいかない。ここ数年、アビームの中国業務は爆発的に成長した。私たちの業務は最初、日本企業の中国での発展を支援することが中心だったが、今では中国企業が東南アジアやアフリカなどに進出し、世界へ『船出』するのを支援することも業務の一部になっている」と述べた。

関連データによると、今年1-7月に上海市で新たに設立された外資系企業は前年同期比3.1%増の3624社に達し、上海市の外資系企業総数は8万社に迫った。これまでに同市が認定した多国籍企業のエリア本部は累計1050カ所、外資系企業の研究開発センターは累計623カ所に達した。

「中国に投資」から「中国に定着」へ、さらには中国市場との「共振」、共同イノベーション・ウィンウィンへ。外資系企業が実際に展開してきた行動の一つ一つが中国市場の持つ強い誘致力と幅広いチャンスを実証している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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