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22日、韓国メディア・韓国経済は「サムスンとLG電子一色だった韓国の消費者が中国製のテレビに目を向けるようになった」と伝えた。
2025年9月22日、韓国メディア・韓国経済は「サムスンとLG電子一色だった韓国の消費者が中国製のテレビに目を向けるようになった」と伝えた。
同紙が人工知能(AI)基盤ビッグデータ分析企業に依頼し、国内外の32ブランドを対象にネット上で言及されたテレビ関連キーワード385万9455件(昨年9月~先月)のデータを分析した「テレビブランドに対する消費者認識」調査の結果、言及量ランキングは1、2位のLG電子、サムスン電子に次いで中国ブランドのTCL、シャオミ、ハイセンスがトップ5となった。
中国ブランド全体の言及量は前年に比べ12.2%増加した一方で、国内ブランドは0.3%減少した。TCLの言及量は7.4%増、シャオミは387.4%の急増、ハイセンスも58.9%増加した。全言及量を見た場合、国内ブランドの比率が94.8%で中国ブランド(4.6%)を圧倒したが、3ブランドがトップ5に入ったことで、中国ブランドの存在感がうかがえると記事は伝えた。
中国製テレビへの関心は購入にもつながっている。ある家電量販店で中国製テレビの取り扱いを拡大したところ、毎月30%販売数が増えたという。ソウル市内の家電量販店関係者は「ネット通販で品切れだったと店舗を訪れ、TCLの製品はどこかと尋ねてくるお客がいる。月に10台以上は売れている」と話す。
中国製テレビに対する消費者の評価は肯定的なものが多いという。「安いから」中国製を買うのではなく、「安価な割りに比較的品質が良い」という声が出始めている。TCLの場合、肯定的な評価の割合が45.6%を占め、「画質がいい」「コスパ」「色彩調節」などが言及されている。また、中国製テレビの最大の強みは価格だ。ソウル市内のある店ではTCLの65インチが129万ウォン、同じ大きさでサムスン、LG電子製だと200万ウォン半ばになるという。
中国ブランドの勢いは増しているが、記事は「現段階ではサムスン、LGの影響力が圧倒的」だとしている。ただ、サムスンの言及量は前年より15%減少した。LG電子が63.6%増加で、消費者の関心を最も多く集めている。国内消費者の中国製テレビへの関心は高いが、今は「探索中」という水準だ。ただ、「国産プレミアム」を過信していると、地位を奪われかねないとの声も上がっているという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「誰がそんなに欲しがってるって?マスコミにどれだけチャイナマネーが入ってきてるんだ?」「安さで買って後悔する製品第1位は何?中国製品はどんなに安くていい物に見えても買ってはいけないと教わった」「食堂や飲み屋、モーテルなんかが買ってるんだよ」「部屋が火事になってもいいの?」「記者は中国からいくらもらった?」などの声が寄せられた。
一方で「確かに中国製品の品質はかなり良くなっている」「客観的にコスパを比較したら国産を上回るね。韓国の製造業は造船、重化学、電子、通信、家電、全て中国に追い越された。中国の巨大資本がこの国の隅々に浸透している。それが問題だ」「サムスン、LG電子の労組が人件費を上げ続けたら、価格競争力で負けるしかなくなる」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)
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