世界文化遺産の敦煌懸泉置文化展示センター、正式に開館―中国

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世界文化遺産の敦煌懸泉置文化展示センターが開館しました。

中国北西部の甘粛省に位置する敦煌懸泉置文化展示センターが9月20日、除幕式を実施し、正式に開館しました。同センターは、国際的な文化遺産の保護とクリエーティブの理念を敦煌に導入し、甘粛省の文化観光産業の持続可能な開発を効果的に促進しています。また、先進的な技術展示方式などを通じて、2000年にわたる宿場駅とシルクロードの郵便駅の歴史を再現しています。

敦煌懸泉置文化展示センターは2022年3月に建設を開始し、今年6月全面的に完成しました。展示センター、ビジターセンター、内部展示通路と各種付帯設備から構成されており、裸眼3D、クラウドインタラクティブなどのハイテク技術を総合的に運用しています。「遺跡発掘区画」「シルクロードの宿場駅」「懸泉の歳月」「交流・融合と相互参照」の4テーマを通じて、歴史をさかのぼりながら文化を発信し、地域のハブ、レジャーと観光を一体化した複合的な拠点を構築します。

懸泉置は古代シルクロードにおいて比較的規模の大きい宿場駅で、2000年余りの歴史を有しています。懸泉置遺跡を含む「シルクロード:長安-天山回廊の道路網」は2014年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されました。

考古学者が1987年、ゴビ砂漠で科学調査を実施していたところ、偶然に「懸泉置」と文字が刻まれた1枚の漢簡(木簡に書かれた文書)を発見し、2000年にわたるこの宿場駅の神秘の謎が解き明かされました。遺跡では3回にわたる大規模な発掘により、大量の文書や書簡など文物7万点余りが出土し、その内容は政治、経済、軍事など多くの分野に及んでいます。(提供/CRI

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