習近平国家主席は9月19日夜、トランプ米大統領と電話で会談し、中米関係および共通の関心事について率直かつ踏み込んだ意見交換を行った。習主席は、中米関係は非常に重要で、互いに成果を収め、共に繁栄することは完全に可能だと強調した。トランプ大統領は、米中関係は世界で最も重要な二国間関係であり、長期的に良好な関係を維持していきたいと述べた。

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今回の電話会談は米国のメディアの間で広く注目され、世論は首脳外交が米中関係の安定に戦略的指針を提供するとの認識を示した。中米は、第2次世界大戦中に肩を並べてファシズムに抵抗した戦友として、国連システムの設立を共同で推進し、戦後の平和と発展を保障した。習主席は電話会談でこの歴史を振り返り、正しい歴史観を樹立することの重要性を強調した。専門家によると、これは中米が大国の責任を理解して協力の基盤を強化するのに役立つ。

しかし、米国は近年、中国に対して関税戦争を仕掛け、ハイテク産業を抑圧し、投資障壁を設け、関係を挫折させてきた。中米は今年5月以降、4回の経済貿易会談を開催し、一定の相互信頼を蓄積してきた。双方は先ごろのマドリード会談でTikTok問題の適切な解決に向けた基本的な枠組みで合意した。しかし米国は依然として対中制裁を拡大しており、中国はこれに懸念を表明した。

習主席は今回の電話会談で、双方は歩み寄らなければならず、米国は一方的な制限措置を避け、中国企業に公平な環境を提供すべきだと強調した。トランプ大統領は、経済貿易協力を推進し、TikTok問題を適切に解決したいとの立場を表明した。世論は、この突出した相違が適切に解消されれば、双方の企業にとってより良い条件が整い、他の問題の解決にもつながるとの認識を示している。

中米は協力・ウィンウィンが可能であることを歴史が示している。習主席は、相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの原則を再び重ねて言明した。ある論評によると、米国の現在の対中政策には依然として明瞭な認識が欠けている。首脳の戦略的けん引を堅持し、共通認識を遂行しさえすれば、中米には完全に相違をうまく管理して新たな時期の協力・ウィンウィンの道を歩み出す能力がある。これは両国が世界のために担うべき共通の責任でもある。（提供/CRI）