【CRI時評】中国の「イノベーション力」、躍進の原動力はいかに鍛えられたか

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平均53秒に1台新エネルギー車がラインオフし、毎日数千件の特許が生まれる。このペースは中国のイノベーション力を反映している。

平均53秒に1台新エネルギー車がラインオフし、毎日数千件の特許が生まれる―このペースは、中国のイノベーション力を反映している。世界知的所有権機関(WIPO)が発表した「2025年グローバルイノベーション指数」は、中国が初めて世界10大イノベーション経済圏にランクインし、24のイノベーションクラスターで3年連続首位を維持したことを示した。ロイター通信は、こうした成果の背景には、企業による研究開発への大規模投資があると報じている。

世界的に研究開発投資が減速傾向にある中、中国は質の高い発展と安定した環境を基盤として、イノベーション力の継続的な飛躍を遂げている。2024年の社会全体の研究開発投資額は2020年に比べ48%増加し、投資強度は2.68%に達し、EUの平均を上回った。また研究開発従事者数も世界最多となっている。宇宙ステーション「天宮」や第4世代原子力発電所、量子コンピューティング、AI大規模モデルなど数々の成果の背景には、イノベーションを原動力とする発展戦略と制度保障がある。

企業はイノベーションけん引の鍵となる重要な原動力だ。中国企業は現在372万7000件に上る有効な発明特許を保有し、全体の7割以上を占めている。世界最大手の電気自動車(EV)用バッテリーメーカー、寧徳時代(CATL)は、毎日平均16.8件の特許を生み出しており、9月には世界最高水準の安全性を備えた新型電池技術を発表した。AI分野ではさらに急速な成長が見られ、中国のAI関連特許は世界全体の6割を占めている。年初以来、複数の「世界初」が中国で実現し、中国の魅力を際立たせた。

「中国のイノベーション」は、開放と協力を通じて世界に恩恵をもたらしている。サウジアラビアの企業は中国のAI大規模モデルを導入し、アフリカの農地では中国製ドローンが活躍し、マレーシアの観光業界は中国のモバイル決済の恩恵を受けている。中国は過去5年間で、新エネルギーや宇宙などの分野で532件の国際標準の策定を主導してきた。IoT(モノのインターネット)やコネクテッドカー向け通信特許を一括ライセンスする米国の特許プール企業アバンシ(Avanci)やドイツの週刊経済誌『ヴィルトシャフツヴォッヘ(WirtschaftsWoche)』なども中国市場に高い期待を寄せている。サービス貿易博覧会、ASEAN博覧会、そして間もなく開催されるデジタル経済博覧会を通じて、中国は常に協力の扉を開き続けている。多国籍企業の幹部は、「中国に来るたびに、いつも新技術に驚かされる」と語るが、こうした事実が証明するように、中国のイノベーションの物語は、中国国内にとどまらず、世界のものでもある。(提供/CRI

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