古井戸に転落した女性、54時間後に奇跡の生還=「一番つらかったのは…」―中国

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中国・福建省泉州市で古井戸に転落した女性が54時間後に奇跡的に救助される出来事があった。

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中国・福建省泉州市で古井戸に転落した女性が54時間後に奇跡的に救助される出来事があった。中国メディアの環球網が17日に報じた。

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記事によると、13日午前9時ごろ、近くの工場で働く48歳の覃(タン)さんが林の中を散歩中に誤って古井戸に転落した。古井戸には水がたまっていたが、覃さんは壁にしがみつき、手で周囲の石を外して足元に置いて足場を作った。そして、救助を求めて声を上げ続けた。

覃さんの行方が分からなくなったとの知らせを受けた夫らが林の付近を二度捜索したが発見されず。広東省深セン市に出張中だった息子も駆け付けて捜索に加わり、消防らと共に2日間に計6回の捜索を行ったが手がかりは得られなかった。

後で分かったことだが、息子らが林を捜索した際、覃さんがいる古井戸まで3メートルほどまで近づいていた。ただ、周囲には人が立ち入った形跡がなく、覃さんも衰弱していて声を出せなかったことからこの時は発見に至らなかったという。


覃さんが発見されたのは16日午後だった。地元の警察と消防がすぐに救助にかかり、転落から実に54時間後に救助された。病院に搬送された覃さんは、両手の指の皮がむけ、右腕はヘビにかまれていたほか、両側の肋骨を骨折していた。虫にかまれた跡も複数あったという。

覃さんは「一番つらかったのは数匹のヘビが体を這い回った時。かまれても動くことができなかった」と明かした。空腹やのどの渇きは井戸にたまった水を飲んでしのいだといい、「何度も絶望して諦めようと思った。でも、私には70歳の母、80歳の父、大学に入ったばかりの娘がいる。彼らを置いていくことはできないと思って必死に耐えた」と涙ながらに語った。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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