2025年世界インターネット大会の文化遺産デジタル化フォーラムが9月17日、陝西省西安市で開幕しました。フォーラムは「デジタルで古今をつなぎ、インテリジェントで文明を描く――手を携えてサイバー空間運命共同体を構築する」をテーマにしています。世界インターネット大会が文化遺産のデジタル化をテーマにフォーラムを開催するのは、今回が初めてです。

メインフォーラムでは、「保護・伝承」「技術・革新」「産業・能力開発」「開放・共同ガバナンス」の四つの議題をめぐり深く議論されます。フォーラム開催期間中、文化遺産デジタル化優品展示会も開催され、デジタル化保護、伝承と革新に焦点を当て、文化遺産デジタル化保護の典型的なプロジェクトが展示され、来場者がデジタル化の魅力を没入型で体験できるほか、先進的なデジタル化技術が世界文化遺産の保護と伝承に果たす役割も明らかにされています。

フォーラム期間中、大会は文化遺産デジタル化作業グループ特別テーマ会議と文化遺産デジタル化保護研修クラスを開き、文化財や博物館などの機関、テクノロジー企業、業界関連団体などの専門家の代表を集め、文化遺産デジタル化保護に関する重要議題をめぐり討論を展開し、文化遺産デジタル化学習と交流の国際的なプラットフォームを積極的に構築していきます。

文化遺産は今日、時間の推移、自然災害などの多重な脅威に直面しています。デジタル化技術の台頭は、文化遺産の保護と伝承に全く新しい解決策と強力なサポートを提供しています。正確な記録、仮想修復およびクラウド上の共有を通じて、文化遺産は「デジタル生命」を獲得することができます。（提供/CRI）