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豪州の自動車メディア、CarExpertによると、豪州の自動車市場に新規参入したブランドのゼネラルマネジャーは、「中国製」はもはやけなし言葉ではないと語った。写真はXiaomi SU7。
中国メディアの環球時報によると、オーストラリアの自動車メディア、CarExpertはこのほど、「『中国製』はもはやけなし言葉ではない」と豪州の自動車市場に新規参入したブランドのゼネラルマネジャー(GM)が語ったとする記事を掲載した。
記事はまず、「豪州市場における新しい自動車ブランドのGMによると、2009年に中国ブランドの車が初めて豪州に上陸して以来、中国の自動車産業は長足の進歩を遂げ、精彩を欠いた製品に起因する汚名は薄れつつある」と伝えた。
記事によると、豪州で販売されていた初期の中国ブランドのモデルは、古い技術や疑わしい安全性能、低い耐久性などにより、安価で魅力に欠けるものだった。すでに撤退したブランドもあるが、長城汽車(GWM)のように繁栄しているブランドや、奇瑞汽車(Chery)のように撤退後に再参入し大きな成功を収めたブランドもある。これらの車が中国ブランドに対する人々の感情を好転させるのに貢献した。
記事によると、GWM傘下のDeepal Australiaのコーマック・カフォラGMは「つい先ごろ、豪州における自動車販売台数トップ10に中国の4ブランドがランクインしたというニュースが流れた。これで、中国ブランドの進出を人々がどう考えているかという疑問に答えられると思う」と語る。トップ10入りを果たした中国ブランドとは、比亜迪(BYD)、GWM、MG、Cheryのことだ。
記事によると、ドイツのBMWや米国のテスラなどのモデルを含む中国製車両の豪州での販売台数は、2023年に57.5%増加し、24年には8.6%増加して21万113台に達した。これにより、中国は日本とタイに次いで豪州にとって第3の新車供給国となった。
記事によると、カフォラ氏は「これらの車の耐久性や外装、品質は、過去の中国ブランドに対する豪州人の認識や、中国ブランドがもたらしてきたものをはるかに超えている」とし、中国にある「最先端」の製造施設にも触れ「豪州の購入者の中には、実際に体験して初めてその良さを知る人もいる。偏見もあるかもしれないが、それは日に日に薄れてきている。参入する(中国の)ブランドは自らの力で品質の高さを証明することになるだろう」と語る。
記事は、Deepal以外にも、Cheryや吉利汽車(Geely)、江淮汽車(JAC)、零跑汽車(Leapmotor)、小鵬汽車(Xpeng)、極氪(Zeekr)などの中国ブランドが近年、豪州市場に相次いで参入し、さらに多くの中国ブランドが控えていると伝えた。
そして、豪州ではDeepalとその親会社GWMの知名度はまだ低く、「中国製」という言葉には依然として否定的な意味合いがあるかもしれないが、カフォラ氏が「ブランドの信頼性と歴史について語ることはブランドに力を与えるので、私たちはGWMとの関係について、特にGWMの41年に及ぶ自動車製造経験および中国の産業化の歩みにおける経験についてもう少し強調ことになるだろう」と語ったことを紹介した。(翻訳・編集/柳川)
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