セルビアのブチッチ大統領は中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年記念式典に招待されて出席しました。ブチッチ大統領はまた、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の単独インタビューも応じました。

ブチッチ大統領は記念式典の感想について、「9月3日の記念式典は実に感動的であり、我々が得たものも多かった。習近平国家主席が伝えた政治のメッセージは特に重要であり、平和と正義を強調し、世界の安定と安寧を守ることを堅持することを表明した。これはまさに今日の世界が必要とする理念だ」と述べました。

ブチッチ大統領はさらに、第二次世界大戦の歴史の事実を改ざんしようとする悪質な行為について、「我々は過去数年にわたり、世界各地で巨額の資金、メディア覇権、その他の手段によって第二次世界大戦の歴史の事実を改ざんしようとする数多くの悪質な行為を目にしてきた。9月4日に北京で習主席と交流した際、習主席は決してこのような状況を許さない姿勢を示した。歴史を守ることはまさに我々の責任であり、我々の神聖な使命でもある。自国をかつて侵略した人々が白黒を逆転し、事実を歪曲することを絶対に許してはならない。だからこそ、歴史の事実を記録し、その内容を教育システムに組み入れる必要がある。同時に、このことについての交流を強化せねばならない」と強調しました。

セルビアは中国と「一帯一路」共同建設協力文書に最初に署名した欧州諸国の一つであり、中国と新時代における運命共同体を共に建設した最初の欧州諸国でもあります。ブチッチ大統領はこの件について、「習主席がよくおっしゃるように、こうしたイニシアチブの実施は中国の国民がより良い生活を送るためだけでなく、『一帯一路』を共同で建設する国々の国民をこれまで以上に幸せにするためでもある。セルビア国民が今、より良い生活を送ることができているのは、少なくとも一定程度以上に、あるいは極めて大きい程度まで、中国の投資、中国の支援、そしてこのような協力がもたらした確実な成果のおかげだ」との考えを示しました。

ブチッチ大統領は習主席に対する印象については、「習主席は非常に謙虚な人柄であり、贅沢を求めず、友情を大切にし、中国と中国人民のことを常に考えている」と高く評価しました。

ブチッチ大統領は最後に、「私は中国を熱愛している。私はこのことを隠すつもりはない。私が熱愛しているのは中国の人々であり、同時に、私は中国の政治理念を認めている。この地の民衆が大好きだ。最も大切なのは人の絆だと信じる。中国の人々の強靭（きょうじん）さと勤勉さに感服している。セルビアと中国が将来、より緊密な友好関係を築くことを期待する」と述べました。（提供/CRI）