80以上の国と国際機構が出展し会議を開催。世界のフォーチュン500企業や国際的業界トップ企業約500社が現地で出展――。

2025年中国国際サービス貿易交易会（以下、サービス貿易交易会）は、多くの外国資本を魅了して参加を促しました。多くの外資企業の幹部は、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の記者とのやりとりの中で、この会場を中国と機会を共有する「大舞台」と見なしていると語りました。

医薬品の開発、製造、販売などを手掛けるイーライリリー中国の陳小晶高級副総裁は「中国市場のチャンスは非常に大きいです。中国政府は近年、革新政策によるビジネス環境の育成を奨励しています。例えば今年の国民の体重管理です。イーライリリーイノベーションインキュベーターは今年3月、北京市内の企業と初めて正式に契約しました。これらはいずれもイーライリリーが中国市場に寄せる期待を示しています」と語りました。

ジョンソン・エンド・ジョンソン中国で政府と政策関連を担当する趙軍副総裁は、中国を開拓する大きな理由について、「第1に、14億人の中国国民の健康に対する切実な需要があります。第2に、絶えず改善されているビジネス環境は外資の発展に有利です。第3に、中国のイノベーションが医療企業の発展を絶えず刺激していることです。ジョンソン・エンド・ジョンソンこの三つの理由により、中国で今後も発展していきます」と説明しました。

フィリップスのグレーターチャイナ副社長でマーケティング部責任者である楊冬嵐氏は「サービス貿易交易会は世界をリードする展示会です。私ども外資系企業には、サービス貿易交易会がもたらす効果がよく分かります。最新の先端製品を披露する機会を提供してくれます。これらの製品はすべて中国で製造されています。このことは実際には、フィリップスが中国市場全体に対して行っている投資の一環でもあります。私どもは、サービス貿易交易会の機会を活用して、産業チェーンの協力パートナーや政府との対話をさらに図りたいと考えています」と述べました。

KPMGコンサルティング中国の顧客および事業開発担当パートナーの江立勤氏は「中国の従来型産業は今後、モデルチェンジやグレードアップと品質向上及び効率向上の大きな必要性に直面します。人工知能とデジタル化を利用して従来型のサービス業を改革していくことには、まだ大きな余地があります。さらに、消費の分野から見ても、中国政府は経済活性化の一つの展望として消費に非常に期待しています。このほか、中国企業の海外進出や中国企業のグローバル化への実現なども、サービス業の需要を牽引（けんいん）する効果が非常に大きいと思います」との考えを示しました。（提供/CRI）