「中国の消費者は新しさを求め、変化を求めている。私たちはここで『マラソンランナー』になりたい。」閉幕したばかりの第25回中国国際投資貿易商談会（CIFIT 以下、商談会と略）で、ユニリーバの曽錫文副総裁は「CRI時評」と意見交換した。多くの多国籍企業幹部は、中国では「長期主義」を堅持すると同時に、「古い店でも新しさを感じられるようにし」、中国の質の高い発展のペースに追いつかなければならないと考えていると述べた。

123の国と地域、1100余りの政府公式機関と工商企業グループが参加する、新たな質の生産力展示エリアの面積が拡大し、専精特新（専門化・精密化・特色化・斬新化）企業の国際協力エリアの出展企業数が昨年の2倍になった。1154件もの各種投資プロジェクトの契約を結び、投資総額6440億元を計画している。8日から11日まで開催された商談会は、世界が中国を見て、投資チャンスを探る重要な「窓」となった。

中国で唯一の投資をテーマとする国家レベル重要展示会である今年の商談会のテーマは「中国と手を携えて、未来に投資する」で、参加者の強い共感を呼んだ。今回の商談会で発表された関連報告によると、2024年末時点で、中国の外資誘致は15年連続で1000億ドルを超え、規模は依然として世界トップクラスにある。未来に向けて、外資系企業は中国でどのように「マラソンランナー」になるのか。

市場は「長距離ランナー」の第一の目標だ。現在、中国の超大規模市場は転換・高度化のなかで巨大な潜在力を解き放っている。今回の商談会で、外資は次々と中国市場を「必須の選択肢」と形容した。

遠くに走るには、絶え間ない革新が必要だ。ここ数年、外資系企業は中国で新たな質の生産力への投資を加速させ、すでに中国企業との持ちつ持たれつの関係という革新的局面を生み出している。ドイツZFグループ（ZFフリードリヒスハーフェン）アジア太平洋エリア運営高級副総裁、中国エリア総裁の汪潤怡氏は「CRI時評」の取材に対し、中国市場の革新スピードは彼らの創造力を大きく引き出していると語った。

「長距離ランナー」になるには、長期的視点が必要だ。外資系企業の役員たちと交流するとき、彼らがよく言う言葉の一つは「確実性」だ。中国は対外開放を拡大し続け、企業の発展に確実性を持たせていると彼らは見ている。特に今年に入ってから、中国のサービス業開放拡大がスピードアップし、外資系企業の発展に新たな原動力をもたらした。

「長距離ランナー」は体が健康で、「深耕者」は報われる。今回の打ち合わせ会期間中に発表された関連報告によると、2024年、中国での規模以上の外資系工業企業の売上高利益率は6．6％で、全国規模以上の工業企業の売上高利益率を1．2ポイント上回った。現在、多国籍企業は次々と「加速度」的に中国での配置を行っている。

より多くのチャンスが彼らに扉を開いている。ここ数日、2025年中国国際サービス貿易交易会（CIFTIS）が北京で盛大に催されている。11月には、第8回中国国際輸入博覧会が上海で予定通り開催される……多国籍企業の代表が語ったように、中国市場はすでに彼らの「フィットネスセンター」になっている--ここで十分に発展し、競争力を鍛えてこそ、「どんな試練にも耐えうる資質」でもって世界でより長期的に発展できるのである。（提供/CRI）